タイトル等
創設五十周年
夢二が見た夢 Deja-vu
―竹久夢二×細見博子―
会場
夢二郷土美術館
会期
2016-10-19~2016-12-18
休催日
月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
開催時間
9:00~17:00
入館は16:30まで

【二夜限りの夜の夢二】
11月19日(土)、26日(土)19:00まで開館延長(入館は18:30まで)
観覧料
大人 700円/ 中高大学生 400円/ 小学生 300円
※20名以上の団体、65歳以上の方は2割引
※ゆめびぃ会員は無料です
※割引の併用はできません
概要
記憶の残響がこだまする。
時代を超えて「見てしまった」二人

明治に生まれ大正に生き、昭和に没した竹久夢二。かたや、昭和に生まれ、平成の世に活躍する細見博子。細見は、アクセサリー創作からスタートし、造形作家へと導かれるように歩みを進め、現在はアート系美術館の企画展にも名が上るクリエイターのひとりです。
二人はいわゆる正規の芸術教育を受けず、独自の世界をつくっています。創作のスタートは、夢二は雑誌のコマ絵、細見はアクセサリーと、大衆の心や時代の空気に時に寄り添い時に牽引することが求められる商業デザインから始まりましたが、二人ともその商業デザインの枠内にとどまってはいられませんでした。夢二がコマ絵作家から出発し画家・詩人・デザイナーとして幅広く活動したように、細見もアクセサリー創作以後、錫とガラスという異素材の組み合わせで独特の「生き物」たちを制作し、物語を誘発し世界観を提示する立体作品を創作しています。
夢二の作品のなかには、実は「眼」が独特な表現で描かれている作品が少なからずあります。象徴として眼が描かれているもの、背景に眼が描かれているもの…いずれもそれらの「眼」は、代表とされる美人画から少し離れたメッセージ性の強い印象を放っています。そして晩年、夢二が海外へ渡航し挑戦を図った時の、ロサンゼルスのアトリエの看板にも「眼」が印象的に使われています。細見博子もまた、初めに立ち上げたアクセサリーブランド[Bamboo Magic]のロゴマークに、「世界を見つめ、目撃し続けようとする意志を込め」て、奇しくも同じ「眼」を選んでいます。
図らずしも、時代を見てしまう/見えてしまう、直観ともいうべき心の目を持ったことに意識的であった2種の才能。夢二は没年49歳。当コラボレーションに応える細見もまた今49歳を迎えています。
それぞれにゆかりを持った地・岡山に空間を得て、時を超え、2つの目と作品群が交錯する濃密な空間をご体験ください。
イベント情報
【細見博子によるギャラリートーク】
10月23日(日)14:00~15:00
講師:細見博子氏(造形作家)、小嶋ひろみ(館長代理)
[講座申込み]
申込不要、どなたでもご参加ください。参加費:無料(※要入館料 一般700円、中高大学生400円、小学生300円 ※ゆめびぃ会員は入館料不要。)

【細見博子によるワークショップ】
11月12日(土)、27日(日)14:00~15:30
溶かした錫合金をポタポタ落としてできるのは、さていったい何でしょう…?出来上がったものは、フレームにおさめてオリジナル作品として仕上げます。
[講座申込み]
定員:各10名 ※要予約、申込受付順 参加費:3000円※税込(※要入館料 一般700円、中高大学生400円、小学生300円 ※ゆめびぃ会員は入館料不要。)
持参物:エプロン、タオル(汚れてもいいもの)

【学芸員によるギャラリートーク】
10月19日(水) 11:00~11:30、14:00~14:30
[講座申込み]
申込不要、どなたでもご参加ください。 参加費:無料(※要入館料 一般700円、中高大学生400円、小学生300円 ※ゆめびぃ会員は入館料不要。)
ホームページ
http://yumeji-art-museum.com/ex-honkan/
会場住所
〒703-8256
岡山県岡山市中区浜2-1-32
交通案内
| 岡山空港からJR岡山駅まで
・空港リムジンバス
岡山空港から乗車、岡山駅下車

| JR岡山駅から本館まで
・路面電車
JR岡山駅前の路面電車のりばより乗車。
<東山行>で約5分、「城下(しろした)」下車、徒歩15分

・路線バス
JR岡山駅前バス乗り場 <1番>より
[藤原団地・後楽園行]バス(岡電バス)で 約15分
「蓬莱橋(ほうらいばし)・夢二郷土美術館前」バス停下車すぐ

・タクシー
JR岡山駅前より、約10分

・車
山陽自動車道、岡山ICより、約30分
ホームページ
https://www.yumeji-art-museum.com/
岡山県岡山市中区浜2-1-32
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