都内の写真教室で知り合った仲間が、年一回作品を持ち寄って展示するグループ展で、今年で8回目を迎えます。写真教室では写真を自己表現ととらえる「シリアスフォト」について学び、質感や空間を再現する上でのプリントの大切さを教えられました。現在も教室に通う者、教室を離れて励む者とメンバーのキャリアや志向はさまざまですが、入門時に教室の暗室で銀塩プリントを教わった体験が展示作品の共通のみなもとになっているわけです。それぞれが自由に制作し自由に展示する「私展」、今回は老若男女12名が参加しますので「十二私展 私の写真のひとりごと」と銘打たせていただきました。メンバーそれぞれの趣向をおたのしみいただければ幸いです。春爛漫の、すずらん通りにおいでませ、文房堂においでませ。