タイトル等
特別企画展
朝鮮の絵画と工芸
会場
大和文華館
会期
2016-11-18~2016-12-25
休催日
毎週月曜日
開催時間
午前10時~午後5時
入館は午後4時まで
観覧料
一般 620円 高校・大学生 410円 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引
概要
ユーラシア大陸の東の一角に位置する朝鮮半島の美術は,大陸に興亡した諸王朝と深い関わりを持ちながら発展しました。また、その作品は隣国の日本にも多く伝わり、愛されてきました。
この展観では、精緻な技巧を誇る新羅(しらぎ)時代の飾金具、可憐な象嵌(ぞうがん)が施された高麗(こうらい)時代の青磁、大胆な植物文様が美しい朝鮮時代の螺鈿漆器(らでんしっき)など、当館所蔵の工芸の名品を一堂に展示し、5世紀から19世紀にかけて培(つちか)われた、この地域の美意識を紹介します。
続いて初公開の特別陳列作品を交え、15世紀から16世紀に朝鮮半島で流行した、李郭派(りかくは)山水図の発展の軌跡を特集します。李郭派山水図は、中国華北地方に始まりますが、朝鮮の画家もその表現をよく学習し、峻厳(しゅんげん)な大山を幽遠(ゆうえん)な大気の中に見事に表してきました。ここでは、朝鮮の山水図が中国の影響をどのように消化し、独自の味わいを醸成させていったかを探りたいと思います。以上を通じ、金工・陶磁・漆工・絵画の各分野にわたる、朝鮮美術のすばらしさを幅広く楽しんでいただける展観を目指します。(担当 古川攝一・都甲さやか)
イベント情報
列品解説
毎週土曜日 午後2時から(当館学芸部による)

特別講演
11月27日(日)午後2時から講堂にて
「朝鮮半島における瀟湘八景の記憶-大和文華館所蔵作品を中心に」
東京国立博物館研究員 植松瑞希氏

12月25日(日)午後2時から講堂にて
「朝鮮王朝前期における李郭派の系譜-新発見の山水画の紹介を兼ねて」
東京大学東洋文化研究所・情報学環教授 板倉聖哲氏

「もっと見てみる?朝鮮美術」出張講義
11月19日(土)午後3時から3時45分 講堂にて
「香りたつ装飾美-高精細画像で味わう高麗仏画」泉屋博古館学芸課長 実方葉子氏

講座 美術の窓
12月18日(日)午後2時から講堂にて
「日本のアートプロジェクト」
当館館長 浅野秀剛
会場住所
〒631-0034
奈良県奈良市学園南1-11-6
交通案内
近鉄奈良線 学園前駅下車、南出口より徒歩7分、無料駐車場あり
ホームページ
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
奈良県奈良市学園南1-11-6
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