旅が人生の一大事業であった時代、人々は旅人から都の賑わいを聞き、絵画や書物などを通して名所の美しい風景に想いを馳せていました。今回は、そんな時代の旅をテーマに、旅の和歌、人生の旅路を象徴する絵画、旅日記、日中禅僧の餞別の詩、名所図絵など、五島美術館・大東急記念文庫の収蔵品の中から、名品約40点を一堂に展示します。日常を離れ美術館での小さな心の旅をお楽しみください。また、展示室2では日本陶磁から楽茶碗の名品など20点を同時公開します。国宝「紫式部日記絵巻」を10月8日[土]から10月16日[日]まで特別展示。