タイトル等
久万美術館2015年度自主企画展
戦地の手触り 岡本鐵四郎
―戦後70年 甦るスケッチ
会場
町立久万美術館
会期
2015-09-12~2015-11-23
休催日
月曜日 (ただし9月21日、10月12日、11月23日は開館) と祝日の翌日
開催時間
9時30分~17時
入館は16時30分まで
観覧料
前売り一般 500円
一般 800(500)円 / 高大生 500(400)円 / 小中生 400(300)円
※前売り券は8月中旬より県内プレイガイド等で発売開始
※( )内は20名以上の団体、高齢(65歳以上)・身障・療育各手帳の提示の際の割引料金
主催者
久万高原町・町立久万美術館・愛媛新聞社・愛媛CATV
協賛・協力等
◇後援◇ NHK松山放送局・南海放送・テレビ愛媛・あいテレビ・愛媛朝日テレビ・FM愛媛・愛媛県教育委員会・松山市・松山市教育委員会・久万高原町教育委員会
◇助成◇ 一般財団法人 自治総合センター・芸術文化振興基金
概要
戦後70年(2015年)、町立久万美術館では、戦後の愛媛を代表する洋画家の一人・岡本鐵四郎(1915-1998)が戦中、戦地で描いた水彩画、スケッチなど約280点を初公開します。

岡本は中国の徐州、北京などで、日本陸軍の宣伝活動に従事しました。その間、現地の人たちの暮らし、身近な街角の風景などを精力的に描いた水彩画や鉛筆スケッチを残しています。兵士の姿や廃墟となった町並みなどが描かれているものの、スケッチの多くは、いわゆる戦争画にはほど遠く、国威を発揚するような要素もなければ、さほどの緊迫感もありません。戦争の悲惨さ、暗さ、辛さなどを想起させる表現も見当たりません。むしろ、闊達な筆致の中に明るい情感さえ漂っています。

現代は、経済も文化も世界規模で均質化するとともに、分裂や分断、激しい衝突などが起きている時代。シベリア抑留などで10年以上も長い「戦争」を体験した岡本は、「戦中・戦地」をどのように生き抜いたのでしょう。いまを生きる私たちは、これらのスケッチのリアリティーをどう捉えればいいのでしょうか。この展覧会を戦争について考える機会にしたいと企画しました。
イベント情報
ギャラリートーク
「歩く、巡る、祈る」
講師:山折哲雄氏 (宗教学者)
日時:9月12日(土) 午後3時~4時
場所:当館ロビー

ギャラリートーク
「戦時美術の諸相」
講師:河田明久氏 (近代日本美術史研究/千葉工業大学教授)
日時:10月17日(土) 午後2時~3時30分
場所:当館ロビー

ワークショップ
「火と鉄の手触り」
講師:多和圭三氏 (彫刻家/多摩美術大学教授)
日時:10月31日(土) 10時~12時
場所:当館
内容:社会を支える存在である火と鉄。兵器ともなるそれらを用途から解き放つワークショップです。
対象:一般 (※小学生以下は保護者同伴)
定員:10名
※参加希望者は事前に当館(0892-21-2881)へ電話予約をお願いします。

▶ ギャラリートーク、ワークショップは観覧料のみでご参加いただけます。
ホームページ
http://www.kumakogen.jp/culture/muse/kikaku/h27.html
会場住所
〒791-1205
愛媛県上浮穴郡久万高原町菅生2番耕地1442-7
交通案内
● JRバス
(約2時間毎 ※土日曜及び祝日は減便になりますのでご注意下さい)
JR 松山駅から 久万・落出方面行きバス乗車、久万中学校前バス停下車(約70分)、徒歩約10分。

● 自家用車で
松山市内から 国道33号で高知方面へ約1時間、高知市内から国道33号で松山方面へ約2時間。
松山自動車道松山I.Cからは 国道33号を高知方面へ約40分
いずれも久万中学校前交差点で 県道12号(西条久万線)へ折れ、0.8km東進。右手にございます。

駐車場は普通車で45台駐車可。(無料・物産館みどりと共用)
バス駐車可。(なるべく事前にご一報下さい)
ホームページ
http://www.kumakogen.jp/culture/muse/
愛媛県上浮穴郡久万高原町菅生2番耕地1442-7
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