デジタルで文化財の新たな発見を
デジタル情報によるプレゼンテーションは昨今、著しく進化しています。高精細画像や地図情報等の基礎情報と、タッチパネル式モニターや高速インターネット等のハードやインフラの充実は、これまでにないほどに感覚的で体感性を伴った芸術や文化財への情報アプローチを促すと共に、作品や地域を超えた人間とのコミュニケーションを可能にしました。本展では、将来に向かってさらに有用性が発見されるであろうデジタル情報による展示を主眼に据え、テクノロジー・アート・学術情報・人間が循環する場を生み出します。
本展では唐招提寺金堂と鑑真和上ゆかりの地(多摩美術大学美術共同研究成果)、また同寺金堂彩色画(唐招提寺蔵)、高松塚古墳壁画、キトラ古墳壁画、源氏物語絵巻(五島本)、平家物語絵巻(林原美術館蔵)をCGや鮮やかなデジタル画像を用いたテクノロジーによってご覧いただけます。また、皆様が実際に画面をコントロールしながらこれら貴重な文化財の世界に入っていけるインタラクティブな展示体験をを提示します。
ますます身近となったデジタルテクノロジーによって、ワクワクするような新しい文化財の発見をご体験いただけましたら幸いです。
本展はデジタル画像・レプリカ作品等の展示となります。