絵画と出会った当初から、自分の一生の絵画のベースとなるものを模索し続け、悪戦苦闘の末、1990年代に入って「円」と言う形に辿り着きました。
(点_、円、丸、球、他 全ての立体も含めた円形)
3年前、ここ虹で個展を行った際、発表した作品群を、じっくり深く省み、今回の個展開催までの約3年間で、更に進化発展させるべく色々様々な試みを行うなど実験的作品にもトライして来ました。
肉体を酷使するハードな制作を続ける過程で、私の心に強く去来してきた思い 人と人との出会い、別れ 付随する喜び、悲しみ、それらを全て含んで生きる事の大切さ 死を忘れることなく、生を謳歌する。
今回のテーマとして memento mori ~ メメントモリ (死を忘れるな)とさせて頂いたのは、その様な思いからです。
今個展の出品作品にも、その名を冠した作品数点も展示致します。是非ご来場頂き、その目で画面の中に隠された生と死のビジョンをご確認下さい。