タイトル等
安曇野市制施行10周年記念企画展
うるしのみらい
~髙橋節郎に続く人々~
会場
安曇野髙橋節郎記念美術館
会期
2015-07-18~2015-09-13
休催日
7月17日(金)・7月21日(火)
毎週月曜日 (7月20日は開館)
開催時間
9:00~17:00
8月14日(金)・9月13日(日)は、21:00まで夜間延長開館
観覧料
一般 600円 (団体・割引 500円)
高校・大学生 400円 (団体・割引 300円)
中学生以下、70歳以上の安曇野市民、障がい者とその介助者1名は無料
主催者
安曇野髙橋節郎記念美術館、安曇野市教育委員会
協賛・協力等
■後援
信濃毎日新聞社・朝日新聞長野総局・中日新聞社・日本経済新聞社松本支局・毎日新聞社松本支局・読売新聞松本支局・大糸タイムス社・民友信州安曇野総局・市民タイムス・産経新聞長野支局・松本平タウン情報・時事通信社松本支局・SBC信越放送・NBS長野放送・NHK長野放送局・TSBテレビ信州・abn長野朝日放送・ANCあづみ野テレビ・あづみ野エフエム (順不同)
概要
髙橋節郎に続く人々

安曇野市制施行10周年を記念し企画展「うるしのみらい」を開催します。
北アルプスを望む南安曇郡北穂高村(現安曇野市)に生まれた髙橋節郎(1914~2007)は、1933年、東京美術学校(現東京藝術大学)工芸科漆工部に進学しました。
高橋はここで松田権六、山崎覚太郎、磯矢陽らに漆の技術を学びます。松田権六は伝統工芸を、山崎覚太郎は現代工芸を、それぞれ牽引していくことになる芸術家でした。彼らの指導や生き様は、高橋の作家としてのスタイルに大きな影響を及ぼし、彼の中で新たな芸術を産み出す礎となりました。
戦後、漆表現の可能性を追求する高橋は、キュビスムやシュルレアリスムといった西洋の美術様式を取り入れながら、漆黒と黄金で描く独自のスタイルを確立していきます。多様な漆絵版画や乾漆立体もまた、高橋の止むことのない漆への探究心から生み出されています。
美術学校を離れてから、芸術家として目覚ましい活躍を示し続けた髙橋節郎は、1976年、母校の東京藝術大学の教授に就任します。6年間という短い歳月でしたが、この間、同学に学んだ学生たちは、現在、日本のみならず世界で活躍する芸術家となっています。その中には全国の美術系大学で指導する立場となった芸術家もいます。彼らの教え子達もまた、一方では、漆工の伝統の後継者に、また一方では、現代アートの視点からも評価される新進気鋭の芸術家に成長しています。古来より我が国に脈々と受け継がれてきた漆工の精神は、数多くの芸術家へと引き継がれ、新たな漆の可能性が開花し続けているのです。
この度の企画展では、髙橋節郎が東京藝術大学教授在任期間中に在学した工芸専攻の学生の中から、現在、教授・准教授として各地の美術大学にて教鞭をとっている作家9人を紹介します。さらに、その中で漆工を担当する5人の作家に9人の若い注目作家を推薦していただきました。現在も引き継がれている髙橋節郎の想いを通し、未来の漆表現の行方を探ることとなれば幸いです。
イベント情報
「うるしのみらい」展記念コンサート
7月18日(土) 15:00~15:45
内容:マリンバ・打楽器の響き
会場:記念美術館主屋
出演:池田恭子・児島美幸・松岡さや子 (マリンバ三重奏)
観覧:無料 (展覧会の観覧は有料)

「うるしのみらい」展記念公開座談会
8月2日(日) 14:00~16:00
内容:出品作家による公開座談会
会場:記念美術館メディアフォーラム・展示室
コーディネーター:三田村有純 (東京藝術大学教授)
コメンテーター:小椋範彦 (東京藝術大学准教授) 小林伸好 (東北芸術工科大学教授) 田中信行 (金沢美術工芸大学教授) 林暁 (富山大学教授) (50音順)
観覧:無料 (展覧会の観覧は有料)

講座「漆黒に輝く金と貝」
9月8日(火)、9日(水) ※二日にわたる日程 9:30~16:00
講師:松崎森平 (東京藝術大学非常勤講師) ほか
参加費:3,000円
定員:15名 (定員に達し次第締め切り)
受付:7月28日(火)~8月30日(日)の間に、電話にて申込み

夜のミュージアム
8月14日(金)・9月13日(日) 17:00~21:00は、入館無料

夜のミュージアムコンサート
8月14日(金) 18:00~19:00
会場:記念美術館中庭 (雨天の場合、主屋)
出演:宮下佳奈 (トランペット)・松尾修江 (電子ピアノ)
観覧:無料 (展覧会の観覧は有料)

安曇野花火見物会
8月14日(金) 19:00~21:00
会場:記念美術館駐車場
観覧:無料

髙橋節郎誕生記念音楽会
9月13日(日) 18:30~20:00
会場:記念美術館主屋
主催:安曇野髙橋節郎記念美術館友の会
出演:棟居 淳 (ギター・ウクレレ等)
観覧:無料
ホームページ
http://www.city.azumino.nagano.jp/event/bunka/future_df_urushi.html
会場住所
〒399-8302
長野県安曇野市穂高北穂高408-1
交通案内
▶ 車の場合
長野自動車道 安曇野I.Cより 15分。

安曇野I.Cを降り、北進。「安曇野スイス村」を右手に過ぎ、1つ目の交差点(「重柳」の交差点)を右折し、安曇野アートラインを更に北進。右手に見える「大王わさび農場」、「安曇野ランド」を過ぎ、さらに進む。「安曇橋南」の交差点を直進し、2kmほど進み「安曇野髙橋節郎記念美術館」の案内板を左折。
水田の中の道を西へ直進し、つきあたりを左折し、南へ進むと左側に美術館があります。

駐車場:普通車50台、大型車3台、無料

▶ 電車の場合
1. 新宿から JR中央東線・特急あずさで松本まで約2時間半。
松本から JR大糸線 穂高駅まで約30分。
穂高駅から タクシー10分、レンタサイクル20分。
次の有明駅からは 徒歩25分

2. 名古屋から JR中央西線・特急しなので松本まで約2時間。
松本からは 1) と同じ。

3. 金沢から 北陸新幹線で長野まで約1時間10分。
長野から JR篠ノ井線 明科駅まで約1時間。
明科駅から タクシー15分。
ホームページ
http://azumino-bunka.com/facility/setsuro-museum/
長野県安曇野市穂高北穂高408-1
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