タイトル等
現代陶芸の鬼才
栗木達介展
会場
東京国立近代美術館工芸館
会期
2015-10-08~2015-12-13
休催日
月曜日(10月12日、11月23日は開館)、10月13日[火]、11月24日[火]
開催時間
10:00~17:00
入館は閉館30分前まで
観覧料
一般 700(450)円、大学生 400(200)円
*( )内は20名以上の団体料金 *観覧料はいずれも消費税込
*高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料
*学生証、年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください
無料観覧日=2015.11.3 (火・文化の日)
主催者
東京国立近代美術館、京都国立近代美術館
概要
栗木達介は、1943年愛知県瀬戸市の陶家に生まれ、京都市立美術大学で富本憲吉や近藤悠三、藤本能道、清水裕詞に学びました。1966年卒業して瀬戸で作陶活動を始め、オブジェや自由な表現をうたう現代陶芸が昂揚するなか、朝日陶芸展や日本現代工芸美術展、日展等で大賞の受賞を重ねて一躍台頭し、まさに陶芸界の次代を担う作家として高い評価を獲得しました。1983年からは母校の京都市立芸術大学で教鞭をとって後進の指導を行いました。2013年に急逝し、その才能が大変惜しまれています。
既成の伝統や常識にとらわれず、やきものの素材と特質を自らの視点と思考でとらえた造形を繰り広げ、現代陶芸に対する問題意識を表してきました。手びねりのオブジェ陶で独自のかたちを追求し、《しろとぎんの作品》(1974年)や《這行する輪態》(1976年)などの“動くかたち”を主題にした作品で圧倒的な技量と存在感を発揮しました。1980年以降は、陶の概念を再認識して器の構造を見直し、かたちと装飾とを一体的にして新たな形態を構築しました。「銀緑彩文陶」や「銀紅彩地紋陶」、「巻弁陶」、「形を離れる帯模様」、「組帯壺」など、次々と清新で強靭な造形を展開して現代陶芸の鬼才と呼ばれました。
本展は、初期の器を含め代表的なオブジェ作品、そして後年の伝統の器とオブジェの狭間に在る新たな陶芸を追求した作品約90点を厳選して構成します。自らの思想に徹した造形とその美をとおして、現代陶芸の可能性を問い続けた栗木達介の創作の世界を展観いたします。
イベント情報
各日とも午後2時から、工芸館会場にて。
申込不要、参加無料 (要観覧券)

ギャラリートーク
10.11 (日) 諸山正則 (工芸課主任研究員)
11.8 (日) 松原龍一 (京都国立近代美術館学芸課長)

アーティストトーク
10.25 (日) 『現代陶芸を語る』
久世建二 (陶芸家)×諸山正則

タッチ&トーク
毎週水・土曜日
工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。
<さわってみよう>と会場トークとの2部構成で、様々な角度から展覧会の見どころを紹介します。
ホームページ
http://www.momat.go.jp/cg/exhibition/kurikitatsusuke/
会場住所
〒102-0091
東京都千代田区北の丸公園1-1
交通案内
東京メトロ 東西線 竹橋駅 1b出口より 徒歩8分
東京メトロ 半蔵門線・東西線・都営新宿線 九段下駅出口2より 徒歩12分
ホームページ
https://www.momat.go.jp/cg/
会場問合せ先
03-5700-8600 (ハローダイヤル)
東京都千代田区北の丸公園1-1
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