タイトル等
遠くて近い 井上有一 (いのうえ ゆういち) 展
会場
菊池寛実記念 智美術館
会期
2015-04-04~2015-07-26
休催日
毎週月曜日 (ただし5/4、7/20は開館)、5/7(木)、7/21(火)
開催時間
11:00~18:00
入館は17:30まで
観覧料
一般 1,000円 / 大学生 800円 / 小中高生 500円
主催者
公益財団法人菊池美術財団
日本経済新聞社
協賛・協力等
協力―ウナック トウキョウ
概要
書に生きることができないくらいなら死んでしまった方がいい…と語った井上有一は「必死三昧」と書いた。
三昧(さんまい)は辞書をみると、雑念を去って精神を集中すること、とある。念仏三昧、読書三昧などの熟語があるが、必死三昧といったのは有一だけだ。
死に精神を集中するとは矛盾の感がある。
書けなくなったら死んだ方がマシだ、と言う有一は、書三昧の心を、死んでも書くという思いで「必死三昧」という非常識な言葉にして書いたのだろう。
小学校々長まで務めた社会的には尊敬される教師が、実は書き魔が正体であったとは。
禅僧の「莫妄想」(もうそうするなかれ)三字は、有一にとっては、書以外のことにわずらわされるな、ということだったろう。
しかし彼は家庭生活を守るため教師としても立派に働いていた。
「金は紙と筆を買うのと表具するだけは十分欲しい」と記している有一。本展ではご所蔵者のもとで表装・額装された作品約四十点をご紹介する。
イベント情報
【講演会】 当館B1階展示室にて
4月25日<土> 「白隠、前衛、井上有一」
講師 山下裕二氏 (明治学院大学文学部教授)

5月30日<土> 「現代書のあけぼの」
講師 笠嶋忠幸氏 (出光美術館学芸課長代理)

いずれも午後3時より (観覧料のみ、聴講無料)

【学芸員によるギャラリートーク】
4月18日 / 5月9日、23日 / 6月6日、13日、20日 / 7月4日
いずれも午後2時より (観覧料のみ、聴講無料)

【西洋館見学会】 (予約制・定員20名様)
5月16日<土>、6月27日<土>、7月18日<土>
いずれも午前11時より
当館敷地内にある西洋館(登録有形文化財)は、大正時代に建てられた後、修復を重ねながらも建具等の室内装飾が丁寧に保全され、今日まで使用されている希有な建物です。通常、非公開の内部を上記の日程で限定公開いたします。
*西洋館のご案内(建築家 篠田義男氏による)、美術観覧料(学芸員の解説付き)、レストランヴォワ・ラクテでのランチを含め、お一人様 8,000円です。 お申し込み: 03-5733-5131

【ナイトミュージアム】
近藤等則 JAZZ LIVE in TOMO
世界を舞台に活躍されるエレクトリック・トランペッターの近藤等則さんの演奏を、閉館後の展示室で、作品を間近にご覧いただきながら、お楽しみください。
出演:近藤等則氏 (エレクトリック・トランペッター)
日時:4月29日<水・祝> 18:30開演 <予定>
場所:智美術館 B1 展示室 定員:50名
参加費:3,500円 (観覧料含む。当日観覧券をお持ちの場合は2,500円)
事前お申込み制: 03-5733-5131
展示替え情報
※会期中、展示替あり。
ホームページ
http://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html
会場住所
〒105-0001
東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
交通案内
【地下鉄各駅からのアクセス】
・日比谷線・神谷町駅: 出口4bより徒歩6分
・南北線・六本木一丁目駅: 改札口より徒歩8分 (改札口を出て正面左前方のエスカレーターを乗り継いで一番上まで上がって下さい)
・南北線/銀座線・溜池山王駅: 出口13より徒歩8分
・銀座線・虎ノ門駅: 出口3より徒歩10分

【バスによるアクセス】
「神谷町駅前」下車徒歩7分
・都バス・渋88 (渋谷駅前―新橋駅前)
・都バス・橋86 (目黒駅前―新橋駅前)
・都バス・浜95 (品川車庫前―赤羽橋駅前)
ホームページ
https://www.musee-tomo.or.jp/
東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
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