ファイバーアーティスト3人のミニアチュール展を開催いたします。60年代末、染織からスタートしたファイバーアートは、織りの立体表現から素材の展開へと変化し、作品は時の経過とともに大型化、さらに空間へのインスタレーションの世界へと拡大してきました。本展ではこの分野の原点である「手と素材への関わり」にもう一度立ちかえり、そこから生まれた小品(ミニアチュール作品)約40点で構成しています。
織りの技術にこだわり造形を追求する大住由季、素材からイメージを追求し続ける河原林美知子、そして構造を中心に新しい造形展開する田辺由子。3人三様の試みが競演する本展覧会で、ファイバー作品の魅力を再発見してください。
(企画:ジ・オフィス/辻 喜代治)