徳川美術館には、
尾張徳川家の姫君のためにあつらえられた雛人形や雛道具が伝来しており、いずれも御三家筆頭の名にふさわしい質の高さを誇っています。
特に、一つ一つに家紋が入った雛道具は実際の婚礼調度のミニチュアで、その精緻な美しさには目を見張るばかりです。
また、所狭しとお人形や雛道具が並べられる明治・大正・昭和の雛段飾りは、高さ約2メートル、幅7メートルにもおよび圧巻です。
大名家ならではの、豪華で気品ある雛の世界を紹介します。
十四代慶勝ゆかりの東京・西光庵から寄贈された御所人形や、京都志村家に伝えられた御殿ひな飾りを特別公開いたします。