タイトル等
山田 光春展
―硬質な輝きに揺らめく幻想世界―
会場
名古屋画廊
会期
2015-01-26~2015-02-06
概要
山田光春の芸術―硬質な輝きに揺らめく幻想世界
戦前の名古屋画壇は、シュルレアリスム(超現実主義)運動の一大拠点であった。新造型美術協会などで活躍した画家・写真家の下郷羊雄、海外のシュルレアリストとの文通を通して、海外超現実主義作品展を実現させた美術評論家の山中散生をはじめとして、「ナゴヤアバンガルドクラブ」に集結した若き画家や写真家たちの活動は、東京画壇を凌駕するほどの勢力を誇っていた。
このシュルレアリスム運動の影に隠れてしまっているが、名古屋画壇の前衛画家としてもう一人忘れてはならない存在が、山田光春である。日本で初めてアブストラクト・アート(抽象美術)を標榜した自由美術家協会の厳選で知られる第1回展(1937年)に、名古屋から唯一人、入選したばかりか、協会賞を受賞して、会友に推挙された。シュルレアリスムの刺激を感じながら、瑛九のフォトデッサンに触発された独創的なガラス絵は、硬質な輝きのなかに有機的な形態が揺らめく幻想世界を魅せてくれる。
山田 諭 (名古屋市美術館・学芸員)
会場住所
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
交通案内
【公共機関で…】
地下鉄東山線または鶴舞線で伏見駅下車(名古屋駅から地下鉄東山線で一駅)地下鉄伏見駅6番出口(御園座口)より直進約100メートル

【お車で…】
広小路伏見交差点を南へ約100m直進し、三蔵(みつくら)交差点の南西のカド ※お車は西隣の秋月パークをご利用ください。
ホームページ
https://www.nagoyagallery.co.jp/
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
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