工芸の素材と技術を使った造形表現の可能性は拡大し、その魅力は多様化しています。
当館は、現代陶芸の紹介に力を入れてきましたが、このたびは視野を広げ、作り手と見る側の交流が深まり、より豊かな作品が生まれることを期待して、陶磁、金工、漆工、木工、竹工、ガラス、染織、その他(七宝、紙、石、人形など)の分野で近年優れた活動を行う12名の作家をご紹介いたします。作家は、専門家で構成する選定委員会によって選ばれた方々です。また、特に優れた制作を行っている作家1名を審査会によって選考し、築城則子氏に「菊池寛実賞」を授与することを決定いたしました。会期中にはアーティストトークも行います。皆様のご来館をお待ちしています。