絵をみてもいい、絵はみなくてもいい美術館
ちひろ美術館・東京の開館20周年にあたる1997年、いわさきちひろの心のふるさとである信州に誕生した安曇野ちひろ美術館(設計:内藤廣)。「絵はみなくてもいい美術館」がコンセプトのひとつであるこの美術館には、展示室に加え、作品の余韻を堪能できる絵本カフェや寝椅子でくつろげるスペースなどが併設され、周囲には北アルプスを望む36,500㎡の公園も広がっています。
本展では、当館コレクションよりいわさきちひろや世界の絵本画家の選りすぐりの作品を展示するほか、ゆったりとした時間と空間のなかで大人から子どもまで楽しめるように工夫された内藤廣による建築の魅力、美術館の歩みや活動など、さまざまな角度から“まるごと”ちひろ美術館を紹介します。