「人のやらないことをやる」。型にはまらない独創的な作品を生み出す陶芸家・鈴木五郎。
16歳で作陶をはじめた鈴木は若くして頭角を現し、28歳で訪れたアメリカではアートとしての陶芸にふれます。職人的な技を身につけながらも自由な感覚の作品を生む五郎スタイルはこうしてつちかわれました。その後、桃山陶芸を追求しながらも単なる模倣とはせず、オリジナリティあふれる技法を生み出し続けています。また、限界に挑むかのような巨大な皿や壺などを作りました。そこには、土を知りつくす鈴木の強いこだわりと確かな技、そして土とともに楽しもうという遊び心をみることができます。
本展では、鈴木の意欲的な新作を含む多彩な陶作品の数々をご紹介します。どうぞご期待ください。