タイトル等
特選企画 菊池契月と登内微笑、師弟の精華
長野県信濃美術館所蔵品展
会場
長野県伊那文化会館
会期
2002-07-13~2002-08-18
休催日
月曜日、7/23(火)
観覧料
一般 500(400)円
高大生 250(200)円
小中生 120(100)円
※( )内は割引件料金および20名以上の団体料金
主催者
長野県、長野県教育委員会、長野県信濃美術館、長野県伊那文化会館
概要
菊池契月は、1879年(明治12)現在の長野県中野市に生まれた、日本、特に京都画壇を代表する日本画家です。児玉果亭に学んだ後、京都に出て四条派の菊地芳文に師事、画業にめきめきと頭角をあらわし内国勧業博覧会などで受賞を重ね、師芳文の長女アキと結婚、菊地家の養嗣子となりました。文展でも花々しく活躍し、そのロマン的な歴史画や風俗画、また、後期に出現した厳しく美しい線描は、多くの人々を魅了しています。1922年(大正11)には、京都市の命により、1年間欧州を巡遊、1925年(大正14)には、帝国美術院会員となり、1934年(昭和9)帝室技芸員、1937年(昭和12)帝国芸術院会員となりました。また、後進の育成にも力を注いでいます。
一方登内微笑は、1891年(明治24)東京に生まれ、1896年(明治29)母の死後、父の郷里、現在の伊那市手良に移り住んだ郷土作家です。はじめ上京して寺崎広業に学びましたが、1918年(大正7)京都に生き、中野氏出身の町田曲江の紹介で、菊池契月に師事することになりました。1925年(大正14)、京都市立絵画専門学校を卒業しています。帝展で活躍し、審査員となり、新文展では無鑑査出品を続けました。大和絵を研究し、凛として清々しい風景画などを残しています。
本展では、日頃単独に展示されることの多い菊池契月と登内微笑の作品を一堂に並べ、その華やかな美しさと透明な画境を展覧し、改めてこの二人の芸術を検証いたします。また、平成13年度に県信濃美術館に新収蔵された人間国宝松井康成の陶器を含む工芸作品と、梅原龍三郎が描いた浅間山や中村不折が描いた高士図など、日本画・油彩画・水彩・版画・彫刻にわたる信州の美術もご覧いただきます。
ホームページ
http://www.inabun.or.jp/
展覧会問合せ先
TEL.0265-73-8822 FAX.0265-73-8599
会場住所
〒396-0026
長野県伊那市西町5776(春日公園内)
交通案内
JR伊那市駅より、徒歩20分またはタクシー10分。
中央自動車道伊那インターから車で20分。
長野県伊那市西町5776(春日公園内)
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