タイトル等
岡部嶺男
火に生き 土に生き
陶器は火と土の音楽
会場
菊池寛実記念 智美術館
会期
2014-10-11~2015-01-12
休催日
月曜日(但し10月13日、11月3日、11月24日は祝日のため開館)、10月14日、11月4日、11月25日の各火曜日、年末年始[12月28日(日)~2015年1月1日(木)]
開催時間
11:00~18:00
入館は17:30まで
観覧料
一般 1,000円 / 大学生 800円 / 小中高生 500円
主催者
公益財団法人菊池美術財団
協賛・協力等
協賛:京葉ガス株式会社
概要
岡部嶺男は、1919年(大正8)、瀬戸の窯業の中心地であった窯神山 (かまがみやま) に加藤唐九郎の長男として生まれました。幼い頃から陶器づくりを身近に見て育ち、十代の頃にはすぐれた才能を発揮しますが、陶芸家として作家活動を始めたのは、第二次世界大戦が終結し復員した1947年(昭和22)以降のことです。岡部が手がけた技法は幅広く、黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部をはじめ、「古瀬戸」と称する灰釉、鉄釉、飴釉、さらには青瓷や天目など多岐にわたり、これらの伝統の技法や形式を手がかりに自身の感性を表現した新たな造形は、発表時から高い評価を得ました。―陶器は本来、具象的な表現には適していない。本質的にみて音楽がそうであるように、陶器も具象的な表現の世界と異質な分野により深い可能性があるように思う― とは、音楽が好きだった岡部の陶芸芸術論です。岡部は音で構成する音楽が持つ「抽象的な芸術の強さ」を、土や釉薬のマチエールに求めて陶器の芸術性を追求したのです。本展では、織部、灰釉、青瓷など、それぞれの代表作を含めた65点余の作品により、陶芸の普遍的な魅力をお楽しみいただきます。
イベント情報
(お申込み・お問合せ ☎03-5733-5131)

◎講演会
当館B1階展示室にて (観覧料のみ、聴講無料)
(1)「岡部嶺男 日本陶磁史からのアプローチ」
11月15日(土) 15:00
講師:伊藤 嘉章 氏 (東京国立博物館学芸研究部長)

(2)「官窯青磁へのまなざし」
12月13日(土) 15:00
講師:今井 敦 氏 (文化庁文化財部主任文化財調査官)

◎ナイトミューアジム
「能管一管による演奏会」
11月29日(土) 18:30 (開場18:15)
演奏:藤田六郎兵衛 氏 (能楽笛方藤田流11代宗家)
定員=50名様 (予約制・先着順)
参加費 お一人様 3,000円 (観覧料を含む)
※当日の観覧券をお持ちの方は2,000円
閉館後の展示室を会場に能管の調べをお楽しみいただくユニークなイベントです。

◎学芸員によるギャラリートーク
当館B1階展示室にて (観覧料のみ、聴講無料)
下記の各土曜日、14:00より
10月18日 / 11月1日、22日 / 12月6日、20日

◎西洋館見学会
10月18日(土)、11月15日(土)、12月6日(土)
各日11:00より
定員=20名様 (予約制)
当館敷地内にある西洋館(登録有形文化財)は、大正時代に建てられた後、修復を重ねながら建具等の室内装飾が丁寧に保全され、今日まで使用されている希有な建物です。通常、非公開の内部を上記の日程で限定公開いたします。
※西洋館のご案内(建築家 篠田義男氏による)、美術館観覧料(学芸員の解説付き)、レストラン ヴォワ・ラクテでのランチを含め、お一人様 8,000円です。
会場住所
〒105-0001
東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
交通案内
【地下鉄各駅からのアクセス】
・日比谷線・神谷町駅: 出口4bより徒歩6分
・南北線・六本木一丁目駅: 改札口より徒歩8分 (改札口を出て正面左前方のエスカレーターを乗り継いで一番上まで上がって下さい)
・南北線/銀座線・溜池山王駅: 出口13より徒歩8分
・銀座線・虎ノ門駅: 出口3より徒歩10分

【バスによるアクセス】
「神谷町駅前」下車徒歩7分
・都バス・渋88 (渋谷駅前―新橋駅前)
・都バス・橋86 (目黒駅前―新橋駅前)
・都バス・浜95 (品川車庫前―赤羽橋駅前)
ホームページ
https://www.musee-tomo.or.jp/
東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
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