タイトル等
開館40周年記念展 第2部
1974年 戦後日本美術の転換点
40年前, 何かが変わった
美術に起こったこと
会場
群馬県立近代美術館
会期
2014-09-13~2014-11-03
休催日
毎週月曜日(休日の場合はその翌日)
開催時間
午前9時30分~午後5時
入館は4時30分まで
観覧料
一般 820(650)円 大高生 410(320)円
*( )内は20名以上の団体割引料金
*中学生以下, 障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
*群馬県民の日(10月28日)は無料
主催者
群馬県立近代美術館, 上毛新聞社
概要
群馬県立近代美術館は, 群馬県明治百年記念事業の一環として県立公園「群馬の森」とともに建設がすすめられ, 1974(昭和49)年10月17日に開館しました。開館40周年記念展「1974」の第2部となる本展では, 当時の写真や資料, 磯崎新設計による当館の建築図面などにより当館が設立されるまでの経緯を振り返るとともに, 当館が開館した「1974」年に焦点をあて, この年の日本における様々な美術動向を紹介します。

1970年代に入って学生運動が下火になり, 「しらけ」世代の無関心が広がるなか, 1973年のオイルショックが物価の高騰をもたらし, 高度経済成長は終焉を迎えました。戦後日本社会が大きく転換したのが1974年です。
この頃, 美術においてはスーパーリアリズムと呼ばれる絵画が登場し, 版画においてもシルクスクリーンにより写真を取り込んだ表現が多用され, 写真や映像と美術との関係が盛んに議論されます。彫刻の分野では, 各地で野外彫刻展や彫刻シンポジウムが数多く開催されるようになり, 作品発表の場が飛躍的に広がっていきました。一方, 概念芸術や「もの派」を経て, 70年代初頭に活動を始めた若い世代の作家たちは, 表現行為を根源から問い直し, あるいは表現を受容する私たちの知覚や認知システムまでも題材にしました。70年代前半の美術に突出した動向は見られませんが, 次代に向けて表現や思想を育んだのがこの時代だったと言えるでしょう。

本展では, 1974年に制作・発表された多様な作品を一堂に集めることでこの時代の美術の特質を捉え, 戦後日本美術の転換点として「1974」年を浮かび上がらせます。
イベント情報
連続講演会 MUSEMUM LECTURE
時間 | 各日午後2時―3時30分 (午後1時30分開場) 会場 | 当館2F講堂 定員 | 200名 [聴講無料・申込不要]
9月13日|土| 「建築的切断1974(森)」 講師 | 磯崎新 氏 | 建築家, 当館設計者
9月20日|土| 「不能ということをめぐって」 講師 | 堀浩哉 氏 | 美術家, 多摩美術大学教授
10月5日|日| 「端境期という永遠」(仮題) 講師 | 峯村敏明 氏 | 美術評論家
10月19日|日| 「群馬の森・前史―陸軍岩鼻火薬製造所」(仮題) 講師 | 菊池実 氏 | 博士(史学)

学芸員による作品解説会
9月27日|土|, 10月22日|水| 各日午後2時―3時 [要観覧料・申込不要]
ホームページ
http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/1974_02.htm
会場住所
〒370-1293
群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内
交通案内
[自動車]
■ 上信越自動車道の 「藤岡I.C.」高崎方面出口より出て、県道13号線を前橋方面に約10分。
■ 関越自動車道 「高崎玉村スマートI.C.」(ETCのみ)より出て高崎方面に向かい、県道13号線を藤岡方面に約8分。
■ 北関東自動車道 「前橋南I.C.」より県道13号線を藤岡方面に約15分。
■ 県立公園「群馬の森」の大駐車場をご利用ください(無料)。 大型バス複数台駐車可能。(要予約)
*公園閉園後の駐車場の利用はできません。
県立公園「群馬の森」 開園時間: 4月~9月:7時30分~18時30分 / 10月~3月:8時~17時30分

[タクシー]
■ JR 高崎駅東口より 約20分
■ JR 新町駅より 約10分

[電車・バス]
■ JR 高崎線・湘南新宿ライン または 上越・北陸新幹線で 高崎駅下車 (新幹線は東京駅より約60分)。
JR 高崎駅東口より、市内循環バスぐるりん 「群馬の森線」 9系統(約38分)、10系統(約26分)、または「岩鼻線」 15系統(約25分)で、いずれも「群馬の森」下車。(200円)
ホームページ
https://mmag.pref.gunma.jp
群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内
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