タイトル等
ポーランドのポスター フェイスあるいはマスク
会場
武蔵野美術大学美術館
展示室3
会期
2014-09-08~2014-10-27
休催日
日曜日・祝日
(9月15日[月・祝]、10月26日[日]は特別開館)
開催時間
10:00~18:00
土曜日・特別開館日は17:00まで
観覧料
入館無料
主催者
武蔵野美術大学 美術館・図書館
協賛・協力等
協力:ポーランド広報文化センター
後援:ポーランド共和国大使館
概要
第二次大戦後、ポーランドでは、ポスターは特別な役割を果たしてきました。そしてまた、数多くの顔が描かれました。
戦後、新しい社会体制となったポーランドでは、ポスターは宣伝告知の役割のみならず、共産主義下の検閲や監視を潜りぬけて、政治や社会に対する不満、不安を暗に訴える手段となりました。また、ポーランドが背負った歴史や時代は、内と外、自己と他者の関係性を常に意識させ、これらは、アレゴリーやメタファーとして表現されています。
このような重要な働きをしたポーランドのポスターには、顔というモティーフが幾度も選ばれています。顔は「フェイス」とも「マスク」ともとれますが、この二面性に注目すると、ポスターに込められた意図や、当時のポーランドの社会状況を読み取ることができます。
また、その独特の絵画的表現は、人々が共有する記憶や、欲望、不満、そして歓びを「フェイス」「マスク」を介してグロテスクにもユーモラスにも描き出しました。これら比喩をともなう一見不可解な表現は、しかし、見るものとの対話を生み出すのです。
本展ではこうした観点から、ポーランドのポスターを、背景にある歴史や政治、社会などから読み解きます。そして、その特徴的な表現から、「相互作用」と「コミュニケーション」について考察し、ポスターというメディアがもつ機能を改めて考えます。
イベント情報
講演
「20世紀ポーランド・ポスターの特徴」
日時:2014年10月6日[月] 16:30―18:00
会場:武蔵野美術大学 美術館ホール
講師:ズジスワフ・シュベルト (元ポズナン国立博物館 ポスター&デザイン・ギャラリー長)
マリア・クルピク (前ヴィラヌフ・ポスター美術館館長、現ワルシャワ国立博物館・保存修復部)
司会:今井良朗 (武蔵野美術大学芸術文化学科教授)

ワークショップ
「フェイスあるいはマスク」
日時:2014年10月9日[木] 14:45―18:00
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室3・第10講義室
講師:ズシスワフ・シュベルト、マリア・クルピク
進行:今井良朗

ギャラリートーク
日時:2014年10月10日[金] 14:00―15:30
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室3
講師:ズシスワフ・シュベルト、マリア・クルピク

※詳しくは当館WEBサイトをご確認ください。
ホームページ
http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/7996
会場住所
〒187-8505
東京都小平市小川町1-736
交通案内
1. JR中央線「国分寺」駅乗換、西武国分寺線「鷹の台」駅下車 徒歩約18分

2. JR中央線「国分寺」駅北口下車徒歩3分、西武バス「国分寺駅北口入口」発、「武蔵野美術大学」下車すぐ (バス所要時間 約20分)

※お車でのご来館は、ご遠慮下さい。
ホームページ
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/
東京都小平市小川町1-736
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