絵本『エンソくん きしゃにのる』、『サルビルサ』、『ブラッキンダー』などで知られる画家・スズキコージ(愛称 コージズキン)。奇想天外な発想、ダイナミックな描写、独特の極彩色で描き出される作品は、見るものを一瞬で魅了します。「絵本作家になりたいと思ったことはない。気づいたらなっていた」と語る画家が世に送り出した絵本は200冊超。大胆なタッチと繊細な描写が同居する画面には、独創的で濃密な世界観が満ちあふれています。
本展では、デビュー作『ゆきむすめ』から新作に至るまで、各年代を代表する絵本原画を展示するとともに、即興的に描く“ライブペインティング”から生まれた巨大な作品(約2×4m)、画家としての原点ともいえる若き日のスケッチブックなども紹介します。圧倒的な生命力と存在感を放つ作品の数々をご覧ください。