タイトル等
―終わりのない物語―齋藤ナオ展
会場
出羽桜美術館 本館
会期
2014-09-20~2014-12-14
概要
「齋藤ナオ展~終わりのない物語~」 開催にあたって

私は大学時代の4年間を 美しい色彩に囲まれた山形で過ごしました。
耳を澄ませば 誰かの昔語りが聞こえて来そうな 月夜の晩と
ちいさな神々たちが目を覚ます 神々しい朝と
技術や技法だけではなく 生命の息吹を身近に感じながら 様々なことを学んだ場所です。

自分の画風を模索していた20歳の頃
38歳で夭折した画家 有元利夫の作品と初めて出会ったのも 天童での展覧会でした。その風化したような絵肌、静かに鳴り響く不思議な世界観に 強く心惹き付けられました。
以来、 有元利夫の作品世界に憧れ 絵の具の風合いが似ていると感じた テンペラ混合技法という古典技法を用いて作品づくりをしています。テンペラ画とは 中世ヨーロッパで使われていた古い技法で 絵の具のもとになる顔料に卵と油を混ぜ絵の具をつくり 描いていきます。
独特な絵肌とやわらかな色彩 水彩と油彩の中間のような質感は古くもあり新しくもあります。

絵の中の少女や住人たちがひっそりと息づき 切なさや空しさや儚さ
そしてちいさな喜びの中で物語を紡いでゆく。

その物語に ほんの少し耳をかたむけていただけたなら幸いです。

このような素晴らしい美術館で展覧会をさせていただける事、出羽桜美術館の仲野益美理事長はじめ、 展覧会開催に向けてご尽力いただいた皆様に そして展覧会にご来場いただいた皆様に 心から感謝の意を表させていただきます。

齋藤 ナオ
ホームページ
http://www.dewazakura.co.jp/news/2014/news2014-60.htm
会場住所
〒994-0044
山形県天童市一日町1-4-1
交通案内
●JR天童駅より徒歩15分
●JR山寺駅より車で15分
●山形空港より車で15分
●山形交通バス北目口下車すぐ
ホームページ
https://www.dewazakura.co.jp/museum/
山形県天童市一日町1-4-1
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