生きているって、どういうことだろう。
生きているものなんていない、美術館の展示室。けれども何かが生きている。
夏休みに美術館を楽しむ展覧会「なつやすみの美術館」の4回目。今年は、いろいろな作品の中に、「生きている」表現をさがします。
生きているとは、どういうことなのでしょう。一言で言うのは難しいですが、だからこそ多くの作品が様々な方法で生きていることを表現しています。この展覧会では4つの視点から、作品の中の「生きている」を見ていきます。
最初に、生きている人間のくらしを主題にした作品があります。日常生活の一場面を通して、「生きている」ことはどのように表現されているでしょう。
次に、いろいろな生物を通して生きることを表現した作品があります。動物や植物の形の中に命を表わした作品を見ていきます。
生きていると、いろいろな困難に直面することになります。三つめのコーナーでは、生老病死をはじめとする問題に出会ったときの人間の態度や感情の表現に注目します。
最後に、生きているように感じられる形と色の表現、そしてそれ自体が生きていると感じさせる作品を見てみます。
作品の中に「生きている!」ものを見つけましょう。