タイトル等
生誕140年
中澤弘光展
―知られざる画家の軌跡
会場
三重県立美術館
企画展示室
会期
2014-07-12~2014-09-07
休催日
月曜日(7月21日は開館)、7月22日[火]
開催時間
9:30~17:00
入館は16:30まで
観覧料
一般 900(700)円
学生 700(500)円
高校生以下無料
( )内は前売り、20名様以上の団体
および家庭の日(7月20日・8月17日)料金
学生の方は生徒手帳・学生証等をご提示ください。
*この料金で常設展示もご覧いただけます。
*障害者手帳等をお持ちの方及び付き添いの方1名は観覧無料。
*主な前売り券発売所:チケットぴあ、サークルKサンクス、セブン-イレブン他
主催者
三重県立美術館、中日新聞社
協賛・協力等
助成=公益財団法人岡田文化財団、公益財団法人三重県立美術館協力会、芸術文化振興基金
概要
中澤弘光(1874-1964)は、明治から昭和期にかけて日本の洋画壇で活躍をした画家です。1874(明治7)年東京・芝の旧日向佐土原 (ひゅうがさどわら) 藩士の家に生まれた中澤は、幼い頃に両親をなくし、厳格な祖母のもとで育てられました。絵を得意として曾山幸彦 (そやま さちひこ)、堀江正章 (ほりえ まさあき) の画塾で学んだ後、1896(明治29)年東京美術学校西洋画科に入学し、黒田清輝に師事します。在学中は黒田のもとで新たな外光表現を学びながら、白馬会を中心に活動しました。やがて1907(明治40)年に文部省美術展覧会(文展)が開設されると、第1回展から出品と受賞を重ね、洋画家として確固たる地位を確立していきます。1912(明治45)年に三宅克己 (みやけ こっき)、杉浦非水 (すぎうら ひすい) らと光風会を結成した後、日本水彩画会、白日会を創立して精力的に作品を発表し続け、1957(昭和32)年には長年の功績が称えられ文化功労者に選ばれました。
中澤は洋画家であると同時に、優れたデザイナーでもありました。卓越したデザインセンスでヨーロッパのアール・ヌーヴォーをいち早く取り入れ、与謝野寛(鉄幹)・晶子の著書をはじめ、様々な本の装幀・挿絵や雑誌の表紙絵などを手がけています。また旅を愛した中澤は、日本の古き良き風景を画集や紀行におさめました。油彩画だけではなく、旅のスケッチや水彩画が数多くのこされています。
1964(昭和39)年中澤が没した後、そのアトリエは画家が制作していた頃のまま現在まで大切に維持されてきました。今回アトリエの調査により、未発表の作品や書簡、中澤がコレクションした古美術品など、貴重な資料が多く発見されました。
本展覧会は、調査をもとに中澤弘光の知られざる一面を明らかにするとともに、代表作を含む油彩画、水彩画、スケッチ、装幀本を通して、画業の全貌をたどる初の大回顧展です。
イベント情報
■美術講演会
「中澤弘光グラフィックのあれこれ」
山田俊幸氏 (帝塚山学院大学教授)
7月27日[日] 14:00― <三重県立美術館講堂>
聴講無料

■担当学芸員によるギャラリー・トーク
8月2日[土]、17日[日] いずれも14:00から40分程度
学芸員が、展示室内で作品や展示について解説します。
展示室に入室するため観覧券が必要です。
ホームページ
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/catalogue/nakazawa_hiromitsu/nakazawa_hiromitsu_shosai.htm
会場住所
〒514-0007
三重県津市大谷町11
交通案内
■交通機関ご利用の場合

近鉄/JR 津駅西口から徒歩10分、または津駅西口1番のりばより、三重交通バス「西団地巡回」、「ハイタウン行き(東団地経由)」、「夢が丘団地行き(総合文化センター前経由)」、「総合文化センター行き」のいずれかに乗車2分、「美術館前」下車徒歩1分


■自家用車でお越しの場合

伊勢自動車道津インターチェンジより約15分、料金所を出られてすぐに左折していただくと、美術館への標識が要所にございます。
駐車場の収容台数は約130台ですが、展覧会によっては混雑のため駐車できない場合もありますので、可能なかぎり公共交通機関をご利用いただきますよう、お願い申し上げます。
ホームページ
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/
三重県津市大谷町11
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