タイトル等
東京国立近代美術館工芸館所蔵名品巡回展
アール・ヌーヴォーとアール・デコ
ヨーロッパのデザイン、工芸と髙橋節郎
会場
安曇野髙橋節郎記念美術館
会期
2014-07-05~2014-09-21
前期 7月5日(土)~8月10日(日) 後期 8月12日(火)~9月21日(日)
休催日
月曜日(祝日の場合、開館)、祝日の翌日
開催時間
9:00~17:00
観覧料
一般 400円 高大生 300円 中学生以下、65歳以上 無料
主催者
安曇野髙橋節郎記念美術館、東京国立近代美術館
概要
ヨーロッパで生まれたデザイン様式、アール・ヌーヴォーとアール・デコは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、さまざまな美術のジャンルを巻き込みながら、広い地域に影響を及ぼしました。アール・ヌーヴォーの源泉の一つは日本の伝統工芸だともいわれており、逆輸入されたこの様式は、わが国においても新しい流行を巻き起こしました。この様式は、日本の工芸界にも大きな影響を及ぼし、伝統工芸に収まりきらない工芸美術分野の革新を後押ししました。
髙橋節郎(1914-2007)は、伝統的な漆工の世界に、型に縛られない自由な表現方法を取り入れ、現代的な芸術作品を制作しました。髙橋は大正3(1914)年、長野県南安曇郡北穂高村(現 安曇野市)に生まれ、昭和8(1933)年に、東京美術学校(現 東京藝術大学)工芸科漆工部に入学しました。在学中より意欲的に作品を制作し、昭和15(1940)年、同校研究科を修了、この年開催された紀元2600年奉祝美術展に入選してからは、文展、日展を主たる発表の場としました。
髙橋節郎が学んだ時代の東京美術学校では、色漆を使った新しい漆作品を制作する熱心な教授陣が指導にあたっていました。工芸の革新をめざした団体である「无型」に参加した松田権六・山崎覚太郎・磯矢阿伎良らもまた、漆工の分野にアール・デコの様式を取り入れました。彼らから直接指導を受けた髙橋の作品にもまたこの新しい様式の影響が垣間見えます。
本展は、東京国立近代美術館工芸館所蔵のヨーロッパのデザインや工芸約50点とともに、髙橋節郎の作品を紹介します。
なお、本展は東京国立近代美術館工芸館所蔵作品巡回展により実施します。
イベント情報
1.講演会 「アール・ヌーヴォー、アール・デコと日本の工芸」
東洋と西洋、美術と工芸など、さまざまな要素が絡み合いながら発展したアール・ヌーヴォーとアール・デコは、日本の工芸にも大きな影響をおよぼしました。19世紀末から20世紀初頭にかけての工芸とデザインにおける東西の交流を振り返ります。
参加方法 無料。当日、直接会場までお越しください。
8月30日(土) 14時~15時30分
講師 木田拓也 (東京国立近代美術館工芸課主任研究員)
会場 記念美術館主屋

2.講座「漆黒に輝く金と貝」
9月2日(火)、3日(水) ※二日にわたる日程
9時30分~16時
講師 青木洋介 (東京藝術大学非常勤講師) 新井寛生 (東京藝術大学研究生)
会場 記念美術館主屋
参加費 3,000円
定員 10名(定員に達し次第締め切り)
受付 7月29日(火)~8月22日(金)の間に、電話にて申込み

3.夜のミュージアム
8月14日(木) 21時まで夜間延長開館
17時~21時まで、入館無料
■夜のミュージアムコンサート
8月14日(木) 18時~19時
会場 記念美術館中庭
出演 Musica Hermana (ムジカ エルマーナ) (フルート・デュオ)
観覧無料
■安曇野花火見物会
8月14日(木)19時~21時
会場 記念美術館駐車場
観覧無料

4.第3回そば猪口アート公募展出品作品募集
出品受付 7月1日(火)~18日(金)
出品料 無料
展示替え情報
※会期中、一部作品の展示替えがあります。
ホームページ
http://www.city.azumino.nagano.jp/setsuro_muse/01_topics/H26-18.html
会場住所
〒399-8302
長野県安曇野市穂高北穂高408-1
交通案内
▶ 車の場合
長野自動車道 安曇野I.Cより 15分。

安曇野I.Cを降り、北進。「安曇野スイス村」を右手に過ぎ、1つ目の交差点(「重柳」の交差点)を右折し、安曇野アートラインを更に北進。右手に見える「大王わさび農場」、「安曇野ランド」を過ぎ、さらに進む。「安曇橋南」の交差点を直進し、2kmほど進み「安曇野髙橋節郎記念美術館」の案内板を左折。
水田の中の道を西へ直進し、つきあたりを左折し、南へ進むと左側に美術館があります。

駐車場:普通車50台、大型車3台、無料

▶ 電車の場合
1. 新宿から JR中央東線・特急あずさで松本まで約2時間半。
松本から JR大糸線 穂高駅まで約30分。
穂高駅から タクシー10分、レンタサイクル20分。
次の有明駅からは 徒歩25分

2. 名古屋から JR中央西線・特急しなので松本まで約2時間。
松本からは 1) と同じ。

3. 金沢から 北陸新幹線で長野まで約1時間10分。
長野から JR篠ノ井線 明科駅まで約1時間。
明科駅から タクシー15分。
ホームページ
http://azumino-bunka.com/facility/setsuro-museum/
長野県安曇野市穂高北穂高408-1
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