日展(にってん)の名前で知られる日本美術展覧会は、日本最大級の公募展として多くの方に親しまれ、「洋画」「日本画」「彫刻」「工芸美術」「書」の5部門からなる総合美術展です。その歴史は古く、1907(明治40)年の文部省美術展覧会(文展)に始まり、以後帝展、新文展、日展と改称し、1969(昭和44)年の改組を経て今回で45回を数えます。昨年秋の東京本展を皮切りに京都、名古屋、大阪など都市圏の会場に続く米子展では、基本巡回作品に地元作家作品21点を加えた294点を展示。米子では1997(平成9)年以来、実に17年ぶりの開催となります。