タイトル等
ギグメンタ2014
松澤宥 最終美術思考工房 世界蜂起展
~22世紀に向けた新世界蜂起計画のプロジェクト~
会場
文房堂ギャラリー
会期
2014-03-31~2014-04-05
開催時間
10:00~18:30
最終日17時まで
主催者
ギグメンタ実行委員会(美学校)
協賛・協力等
協力:テルプシコール、ナオ ナカムラ、文房堂ギャラリー、モデルルーム、HIGURE 17-15 cas、TANA Gallery Bookshelf、Super Deluxe
概要
松澤が講師を務めた美学校の講座「最終美術思考工房」の修了生が中心となって、松澤が提唱したメールアートプロジェクト「世界蜂起計画」の展示、長野県諏訪市にある松澤のスタジオ「プサイの部屋」に関する写真と資料の展示、そして2013年10月に上梓された松澤宥選詩集『星またはストリップ・ショウ』の元原稿の展示の三部構成で松澤宥に迫ります。
概念芸術(コンセプチュアルアート)の先駆者として知られる松澤宥に焦点を当てた展覧会です。
松澤宥(1922年2月2日~2006年)は、1964年に「オブジェを消せ」との啓示を受けてから、言葉のみを使った芸術を展開。言葉を主体とした作品制作の他、メールアートやパフォーマンスなども行ってきました。
1970年から1980年までは、美学校にて松澤自身が講師となり講座「最終美術思考工房」を開催します。
本展では、最終美術思考工房の修了生が主体となって、松澤宥にフォーカスした展示を三部構成で行います。
一つ目は、松澤が提唱したメールアートプロジェクト「世界蜂起計画」の展示となります。
1970年代初頭に発信された松澤の「世界蜂起計画」に応じて送られてきた世界各国からのメールアート、そして「最終美術思考工房」の修了生が主体となって、本展示に合わせて発信された「新世界蜂起」に送られてきた作品の展示を行います。
二つ目は、長野県諏訪市にある松澤のスタジオ「プサイの部屋」にフォーカス。松澤宥の思想の空間であるプサイの部屋に関する写真と資料の展示を行います。
最後は、2013年10月に上梓された松澤宥選詩集『星またはストリップ・ショウ』とその元原稿の展示です。
・「世界蜂起」についての補足説明
「世界蜂起」とは1971年、72年、73年の3回にわたって行なわれた松澤宥が提唱したメールアートのプロジェクトである。
テーマは『世界蜂起 一、二、三』『紀元二〇〇〇年にルーブルへ』というものであった。
毎回99人、或は108人の世界各国のアーティストに呼びかけて、メール(郵便)によって作品を送ってもらうというもので、展示を前提としてはいるものの、メールアートとはそもそも送るという行為自体がアートであるのだから、別にルーブルなどはどうでもよかった。
「拝啓。貴下におかれましてはますますご消滅の事とおよろこび申します。さてこの度この末世に同時に生きることのきずなの最後の表現形式、心の共有のための最初の表現形式として、昨年末につづいて「第二回世界蜂起」を実現すべく、貴下にご参加を勧誘する次第です。
これは今后249年間、人類消滅の時までに起こりつづける無数の世界蜂起の中の第二号です。」これは1972年の「第二回世界蜂起」の呼びかけ文である。
今回の「松澤宥 最終美術思考工房 世界蜂起展」はその無数のなかの第4号である。あと208年もあると言うべきか、あと208年しかないと言うべきか。
この展覧会に賛同してくれて、作品を出してくれる参加者を募っております。
2014年3月15日までに、30センチ×30センチ以内の作品を用意してください。尚、作品は返却せず、あと208年、美学校で保存しアーカイブ化します。
そして、紀元二二二二年大英博物館へ。
・ギグメンタ2014
2013年3月31日―4月30日

昨年5年ぶりに開催し大きな反響を得たアートの祭典「ギグメンタ」を2014年も開催します。
ギグメンタとはGIGとDOCUMENTを掛け合わせた造語で、1983年から美学校が中心となって不定期に開催してきました。
「ギグメンタ」の一貫したねらいは、その時代の様々な表現の在り方を問い直すと同時に『今、ここ』をドキュメントすることです。
1969年創立以来オルタナティブな道をひた走ってきた美学校がお送りする2014年の『今、ここ』を是非ご覧ください.
松澤宥が1970年代の初頭に発信した「世界蜂起計画」は毎年開催され、2000年にパリのルーブル美術館にて最終章を迎える計画のはずであったが、第3回までの開催に終わり、それらの資料はお蔵入りして消滅したかに思われていた。彼の7回忌を機に、計画されていたかのように突如「世界蜂起計画」の全貌が顕われた。これを機に、22世紀に向う新たな「世界蜂起計画」を松澤宥を研究・検証・継承していく活動をしている者達が、連携し、「世界蜂起計画」を発信するプロジェクトを開始することにした。松澤宥の計画した「世界蜂起計画」を追体験するとともに、芸術の枠を超えて、22世紀を思考する哲学者、科学者、教育者、医者、政治家など、あらゆる分野の専門家達が思考する重要な思想を集積するとともに、それらを世界に向けてメッセージするべく、美学校「思想の鍊金術師養成教場」が実行委員会となり提供していくプロジェクトとなります。
イベント情報
◆Re:form Jazz
出演:菊地成孔、Kan Sano (origami PRODUCTIONS)、三浦康嗣(口ロロ)、やけのはら、EN-Tokyoクルー
日程:2014年4月29日
時間:19:00~
会場:SuperDeluxe

◆Alternative Gallery GIG !!
・TANA Gallery Bookshelf「ハイスコア」アキレス・ハッジス/「レオロジー」寳樂 圭
日程:2014年4月2日~4月9日
時間:平日15:00-20:00/土日 13:00-20:00
会場:HIGURE 17-15 cas

・ナオ ナカムラ「ゲームボーイ」石井陽平×佐藤翔×ひろせなおき
出展者:石井陽平、佐藤翔、ひろせなおき
日程:2014年4月13日~4月19日
時間:13:00~20:00(初日、最終日は13:00~21:00)
会場:HIGURE 17-15 cas

・モデルルーム スペシャル
企画展
日程:4月23日~30日
昨年8月に東青梅にオープンしたアートスペース「モデルルーム」のよる特別企画展。
展覧会の詳細はWEBにて随時アップしていきます。
会場:HIGURE 17-15 cas

◆加藤啓×千野秀一《人形サーカス》
日程:2014年4月5日(土)、6日(日)
時間:5日(土) 18:00~、6日(日) 19:30~
料金:3000円
会場:中野・テルプシコール(東京都中野区中野3-49-15-1F)
ホームページ
https://www.bumpodo.co.jp/2014_gigumenta/
会場住所
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1-21-1 文房堂ビル4F
交通案内
●JR 御茶ノ水駅
御茶ノ水橋口より 徒歩約7分

●地下鉄 神保町駅
都営三田線・新宿線 東京メトロ半蔵門線
A7・A5出口より 徒歩約3~5分

●地下鉄 新御茶ノ水駅
東京メトロ千代田線 B5出口より 徒歩約7分
ホームページ
http://www.bumpodo.co.jp/
東京都千代田区神田神保町1-21-1 文房堂ビル4F
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