タイトル等
大正時代の竹喬
会場
笠岡市立竹喬美術館
会期
2014-03-22~2014-05-25
休催日
月曜日(ただし5月5日は開館、5月7日休館)
開催時間
9時30分~17時
入館は16時30分まで
観覧料
一般500円(400)・高校生300円(200)
市外小中学生150円(90)
( )内は団体20名以上
65歳以上の方および笠岡市内の小中学生は入館無料(要証明)
概要
大正デモクラシーと言われるように、1912年から1926年にいたる大正時代には、民主主義的、自由主義的なムードが高まり、藩閥勢力に代わって政党勢力が進出、普通選挙制度が成立し、社会運動が活発に行われました。1914年に開戦した第1次世界大戦は国内の好景気とその後の恐慌へと繋がり、1923年の関東大震災は甚大な被害をもたらしましたが、やがて復興する東京ではビルや自動車が珍しくないものになってゆきます。都市が生まれ、歌謡曲や新劇が人気を博し、洋服や洋食が一般的になってゆくこの時代は、竹喬の20代から30代に相当します。
京都市立絵画専門学校の設立によって近代的な美術教育を受ける機会に恵まれ、個性や人道主義を謳う雑誌『白樺』の洗礼を受けた若い竹喬は、新しい芸術を生み出すという気概を持って制作に励みましたが、当時の美術批評などから察するに、そこには社会の要請に答えようとした一面もあったように思われます。初期ののどかな風景描写に始まって、やがて自然から感じる生命力の再現へと目的は推移し、その作品には次第に理性と意志の力を奮い立たせた表現が目立つようになってゆきます。
大正時代、竹喬は制作上の困難についてくりかえし言及していますが、その主な原因は、描きたい内容と描くための材料・技法がうまくかみ合わない点にありました。この時代における竹喬の葛藤を、時代背景やその表現の特性とともに見直してみたいと思います。
イベント情報
ギャラリートーク:3月22日(土)・4月27日(日)
いずれも13時30分~14時30分
聴講無料(ただし入館料が必要)

虚心忌 (きょしんき)
竹喬命日の5月10日(土)にその業績をしのびたいと思います。
講演会「竹喬先生の思い出」
原田平作氏 (美術史家) 13時30分~15時
座談会「竹喬芸術の今日における意義」
原田平作氏・上薗四郎 (当館館長) 15時10分~16時
いずれも竹喬美術館視聴覚室にて。要入館料・要申込
展示替え情報
*途中展示替を行います。4月22日より後期展示
ホームページ
http://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/30/taisyo.html
会場住所
〒714-0087
岡山県笠岡市六番町1-17
交通案内
山陽自動車道 笠岡I.C.から 15分

JR山陽本線 笠岡駅から
・タクシー 5分

・徒歩 25分

・笠岡駅前4番のりば
神島(こうのしま)循環 / 乗時(のりとき)行き / 美の浜(みのはま)行き
「市民会館・竹喬美術館前」下車すぐ
所用5分・150円
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
岡山県笠岡市六番町1-17
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