人類史と共に歩んできた二次元の芸術としての絵画表現。今日に至るまで地を這うように多くの表現が展開されてきた。情報が表層を飛び交いめまぐるしく移り変わる現代社会の中で、絵画さえもが足並みを乱し、数々の表現は燃焼しつくされていった。しかし、それでもなお絵画表現は終わらない。今、そんな絵画の有機的な道筋の可能性を我々は追究する。複雑化する社会情勢の中で何を育み、築き上げなければならないのか。画家内海信彦は分化されていく学問領域を開く場を若者に与え続けてきた。今回そこで学ぶそれぞれ専攻分野の異なる学生四人が集まり、二人展を二週に渡り行う。