学校法人城西大学創立者の故水田三喜男が収集した肉筆浮世絵、近代日本画など12点が、このたび、新たに水田家より寄贈されました。
なかでも、江戸中期の美人画家、宮川長春による《江戸風俗図巻》は、歌舞伎小屋と吉原での遊興を描いた華やかな画巻で、長春の代表作といえる作品です。また、上村松園、鏑木清方、伊東深水による近代美人画の優品のほか、菱田春草、前田青邨の作品も加わり、コレクションがより一層豊かなものになりました。
このたびの展覧会では、関連作品とともに、新収蔵作品をお披露目いたします。保存状態がよく、当初の鮮やかな色彩が今に伝わる珠玉の作品をお楽しみください。