タイトル等
香りとファッションの美学展
~香水瓶が魅せる美の世界~
会場
石川県能登島ガラス美術館
会期
2014-04-19~2014-06-29
休催日
5月20日(火)、6月17日(火)
開催時間
9:00~17:00
入館は閉館時間の30分前まで
観覧料
一般800円、団体(20名以上)700円、中学生以下無料
主催者
七尾市、石川県能登島ガラス美術館
協賛・協力等
後援/NHK金沢放送局、石川テレビ、テレビ金沢、北陸放送、エフエム石川、ラジオななお
監修/平田幸子 (パルファム編集長)、津田紀代 (ポーラ文化研究所主任学芸員)
協力/香りの専門誌「パルファム」、ポーラ文化研究所、大理石村・ロックハート城
企画協力/イデア教育文化研究所、E.M.I.ネットワーク
概要
香水瓶は、目には見えない香りの表情を伝えるため、香水が持つイメージに沿うようにデザインされています。
フランス革命後、王侯貴族の間で流行していた香水文化が一般富裕層にも広まり、それまで愛用されていた陶器製の香水瓶から、中を見通す透明性や自在に色や形を成形できるガラス製の香水瓶が注目され始めます。ヴェネチアやボヘミアといったガラス工芸が盛んな地域では、それぞれの特性を活かした新しい様式の香水瓶がつくられました。19世紀後半には、アール・ヌーヴォー様式を代表する作家エミール・ガレやドーム社により、自然の曲線美をモチーフにした優美なデザインの香水瓶がつくられます。
やがて、ゲランやキャロンといった香水商達も、自社が生み出した香水を入れる瓶のデザインに着目し、ガラス会社やガラス工芸家と連携して技巧を凝らした香水瓶を制作していきます。宝飾作家であったルネ・ラリックは、20世紀に入るとコティをはじめとする香水商からの依頼を受けてアール・デコ様式の魅力的な香水瓶を次々に発表しました。同じ頃、ファッション界においてブランド概念が確立し、現代にも続くシャネルやディオールといった有名ブランドが誕生します。そして、各ブランドのコンセプトや美意識を象徴する香水に合わせて、ガラス作家やデザイナーのセンスを強く反映した香水瓶がデザインされるようになります。
本展覧会では、個人蔵のコレクションを中心に18世紀末から20世紀までの洗練された香水瓶や、ポーラ文化研究所蔵の当時のファッション版画を合わせて約260点を展示、紹介します。香水瓶が表現する魅惑の香りの世界をご堪能ください。
イベント情報
魅惑の香り体験
王妃マリー・アントワネット、ナポレオン皇后ジョゼフィーヌが使用したと思われる香りを再現しました。2人の女性が愛した香りをお楽しみください。
日時:展覧会期間中
参加費:無料 ※高校生以上は、別途入館料が必要
場所:展示室内
協力:高砂香料工業株式会社

スペシャルギャラリートーク
本展の監修者である平田幸子氏と津田紀代氏のお二人に、香りの魅力についてお話していただきます。
・「18~19世紀・香りの歴史」
話し手 香りの専門誌「パルファム」編集長 平田幸子氏
・「1910年代以降のファッションとブランド香水、ボトルデザイナー」
話し手 ポーラ文化研究所主任学芸員 津田紀代氏
日時:4月19日(土) 13:30~14:30
参加費:無料 ※高校生以上は、別途入館料が必要
場所:館内展示室

わくわくワークショップ
「自由に描こう!香りのイメージ画」
5種類の香りの中から好きな香りを選び、その香りのイメージを葉書サイズの用紙に描きます。香りは展示作品と同じものを使用します。
日時:5月4日(日)、11日(日)
①10:00~11:30 ②13:30~15:30
参加費:100円 ※高校生以上は、別途入館料が必要
協力:(株)ポーラ
講師:イラストレーター 邦友 伸子氏

のとじまガラス・スタイル
「オリジナルアロマ香水と香水瓶づくり」
自分で好きな香りを調香したアロマ香水と、アクリル絵具を使って自由に絵を描き自分だけのオリジナル香水瓶をつくります。
日時:6月22日(日) ①10:00~12:00 ②14:00~16:00
対象:20歳以上の方
定員:各回5人 ※要予約
参加費:2,000円
講師:アロマサロン「セレスティーヌ」主宰 塚崎 早苗氏
会場住所
〒926-0211
石川県七尾市能登島向田町125-10
交通案内
車で

北陸自動車道 金沢森本ICから のと里山海道に入り、徳田大津JCTから能越道の七尾方面に乗り換え、和倉ICで降りて左折します。
和倉から能登島大橋を渡り、県道47号線を直進、道の駅のとじま(交流市場)へ。
道の駅のとじま向いにある、丘の上の宇宙基地のような建物が美術館です。


電車とバスで

JR金沢駅から 七尾線に乗り換え、和倉温泉駅へ
能登島交通 路線バス 曲線「のとじま臨海公園行き」に乗車。(七尾駅前からでもバスに乗車できます。)「美術館前」で下車してすぐ。


タクシーで

和倉温泉駅から美術館まで、片道約20分。料金が高額になる場合がございますので、利用される際は運賃をご確認ください。


飛行機で

のと里山空港から美術館までは、車で約1時間。乗り合いタクシー「ふるさとタクシー」をご利用いただくとお得です。

小松空港からは、車で約2時間。最寄りのICから北陸自動車道に乗り、能登・七尾方面へお進みください。
ホームページ
https://nanao-af.jp/glass/
石川県七尾市能登島向田町125-10
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