タイトル等
3館連携「松・竹・梅」展
[特別展]
百花のさきがけ 梅の美術
会場
泉屋博古館
会期
2014-03-08~2014-05-06
休催日
毎週月曜日(ただし4月25日〔金〕は休館、5月5日〔月・祝〕は開館)
開催時間
午前10時30分~午後5時
入館は午後4時30分まで
観覧料
一般730円/高校・大学生520円/小学・中学生310円
主催者
公益財団法人 泉屋博古館
協賛・協力等
[後援]京都市/京都市教育委員会/京都市内博物館施設連絡協議会/NHK京都放送局
概要
梅は、松竹梅の一つとして、日本をはじめとする東アジア全般で古来より親しまれてきた身近な花です。まだ寒い時期にひときわ香り高く清楚な花をつける梅。百花にさきがけて咲く姿は、再生、延命という吉祥の象徴とみなされ、また厳しい環境に耐える姿は、高潔を保つ文人の理想とされました。さらに咲き競う艶麗な姿は、愛の交歓や美女の象徴にもなるなど、人々は梅の花や枝振り、果実にまで様々な思いや理想を託してきました。こうした豊かなイメージを反映して、美術作品の中にも様々な形で梅が表現されています。墨梅と呼ばれる墨一色で清廉に描かれた梅、月明かりに照らされて妖艶な姿態を見せる梅、淡麗な色合いで、春の訪れを予感させる紅白の梅、さらには花瓶や皿、文房具などの器物をさりげなく飾る梅やデザインとして意匠された梅など、その姿は大変変化に富んでいます。
本展では、黒川古文化研究所、大和文華館との連携により様々な表情を見せる梅の世界を絵画、工芸の諸作品から、多角的にご紹介します。人々が様々な想いをよせた豊穣な梅の世界をお楽しみ下さい。

3館連携「松・竹・梅」展の開催にあたって
松竹梅は、縁起のよい植物として現在でも広く親しまれています。もともとは、冬の寒さに耐えて緑を保つ、あるいは花を咲かせることから、中国において高潔さの象徴とされ、宋代以降は「歳寒三友」とも称されて、次第に吉祥のイメージが強まっていきました。ただ、そこに表された意味や由来を探っていくと、より多彩な世界があることに気づかされます。
このたび、黒川古文化研究所・大和文華館・泉屋博古館は、各館が松・竹・梅を一つずつ受け持つ連携展を企画しました。相互に借用を行って、日本・中国・朝鮮半島の絵画・鏡・漆器・陶磁器・文房具・刀装具など様々な作品を陳列します。
早春から新緑へ向う季節、奈良・京都・西宮と会場を巡っていただき、それぞれのモチーフの特質をとらえた先人たちの美意識と、その背後に込められた豊かな精神をご堪能ください。

特別企画展 竹の美
大和文華館
会期/2014年2月21日(金)~3月30日(日)
休館日/月曜日
開館時間/午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料/一般 600円、高校・大学生 400円、小学・中学生 無料
TEL/0742-45-0544
住所/奈良市学園南1-11-6
http://www.kintetsu.jp/yamato

第111回展観 松―美と徳の造形―
黒川古文化研究所
会期/2014年4月19日(土)~5月18日(日)
休館日/毎週月曜日(ただし5月5日(月・祝)は開館し、7日(水)は休館)
開館時間/午前10時~午後4時
入館料/一般 500円、高校・大学生 300円、小学・中学生 無料
TEL/0798-71-1205
住所/ 西宮市苦楽園三番町14-50
http://www.kurokawa-institute.or.jp
イベント情報
ゲストキュレーター・トーク
「松・竹・梅」展連携館の学芸員による列品解説
Ⅰ 3月22日(土) 午後2時・展示室
大和文華館学芸員 瀧 朝子
Ⅱ 4月26日(土) 午後2時・展示室
黒川古文化研究所研究員 竹浪 遠

列品解説
午後2時より展示室にて当館学芸員が行います
「梅の美術」 3月29日(土)、4月12日(土)
「中国青銅器の時代」 4月5日(土)、5月3日(土・祝)

3館連携「松・竹・梅」展スタンプラリー
大和文華館・泉屋博古館で連携展をめぐるスタンプラリーシートをお渡しします。「竹の美」(2/21-3/30)、「百花のさきがけ 梅の美術」(3/8-5/6)、「松―美と徳の造形―」(4/19-5/18)各展覧会会場のスタンプを全て集められた方は、シートを泉屋博古館・黒川古文化研究所いずれかの会場受付にお持ちください。引き換えにプレゼントセットをさし上げます。
※景品引き換え期限:5月18日〔日〕まで(各館の会期にご注意ください)

3館連携「松・竹・梅」展公開研究会
3月16日(日) 13時30分~ 大和文華館・講堂にて
※参加費無料(入館料が必要です) ※事前の申込は不要です
13:30~14:00 「歳寒三友図の成立をめぐって」黒川古文化研究所研究員 竹浪遠
14:00~14:30 「竹の聖性について―観音・浄土との関係から―」大和文華館学芸員 瀧朝子
14:40~15:10 「陶磁器にあらわされた梅―日本・中国・ヨーロッパ―」泉屋博古館学芸員 外山潔
15:15~15:45 座談会「松・竹・梅」展の楽しみ方
展示替え情報
期間中、一部展示替えがあります。
ホームページ
http://www.sen-oku.or.jp/kyoto/program/
会場住所
〒106-0032
東京都港区六本木1-5-1
交通案内
[東京メトロ]
南北線 「六本木一丁目」駅下車・北改札1-2番出口より屋外エスカレーターで 3分
日比谷線 「神谷町」駅下車・4b出口より 徒歩10分
銀座線 「溜池山王」駅下車・13番出口より 徒歩10分
ホームページ
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/
東京都港区六本木1-5-1
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