タイトル等
<洋画>の青春群像―油画の卒業制作と自画像
会場
東京藝術大学大学美術館
会期
2002-04-26~2002-06-30
休催日
月曜日(ただし4/29、5/6は開館)、4/30、5/7
観覧料
大人700円、学生400円
主催者
東京藝術大学・NHKプロモーション
概要
毎年2月下旬に、上野公園の東京都美術館や東京藝術大学で、卒業制作・修了制作展が開催されます。ここで卒業制作にあわせて、自画像が展示される習慣があるのをご存知でしょうか。作家の人となりを伝えることで作品に親しみやすくしてくれる自画像ですが、この「卒業制作プラス自画像」という出品方法の起源は、以外に古いのです。
東京美術学校の開校(明治22年)から少し遅れて明治29年(1896)に開設された西洋画科において、卒業制作に自画像が課されることになりました。明治35年(1902)から、西洋画科の全学生の自画像が買い上げられて学校に遺されるようになります(他の科でも自画像が課されるようになったのはずっと後で、太平洋戦争後のことです)。一方で、卒業制作については、主席作品の買い上げが継続して行われてきました。
その後東京美術学校は東京藝術大学となり、西洋画科は油画科・油画専攻となりましたが、戦争や予算難による中断の時期を除いて収集は今日まで続き、自画像は卒業制作とともに東京藝術大学の収蔵作品の大きな核となっています。
自画像が当初どのような意図で課されたのか、実はよくわかっていません。しかし明治末年から大正期に、画家にとって自己の探求が関心事となったときに、自画像は重要な役割を果たすことになります。それによってこの自画像コレクションが、近代日本の美術にとっても重要な意味を持つことになるのです。
今回の展覧会では、とくに西洋画科開設当初から、自画像収集が以後中断する昭和29年(1954)までの油画の卒業制作・自画像に焦点をしぼり、それらを検証することで、この時代の美術と作家の姿を浮かび上がらせることを試みます。
ホームページ
http://www.geidai.ac.jp/museum/
展覧会問合せ先
050-5525-2200(代表)
会場住所
〒110-8714
東京都台東区上野公園12-8
交通案内
JR上野駅(公園口)、東京メトロ千代田線根津駅(1番出口)より徒歩10分
京成上野駅(正面口)、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅(7番出口)より徒歩15分
JR上野駅公園口から台東区循環バス「東西めぐりん」(東京芸術大学経由)で4分、停留所「東京芸術大学」下車(30分間隔)
ホームページ
https://museum.geidai.ac.jp
東京都台東区上野公園12-8
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