タイトル等
特別展
存星 (ぞんせい)
―漆芸の彩り
会場
五島美術館
会期
2014-10-25~2014-12-07
休催日
毎月曜日(11月3日・11月24日は開館)、11月4日[火]、11月25日[火]
開催時間
午前10時~午後5時
入館受付は午後4時30分まで
観覧料
一般1200円/高・大学生900円/中学生以下無料
前売チケット情報
「特別展 存星―漆芸の彩り―」の前売チケットを東急線駅売店toksおよび
LAWSON+toksにて販売いたします。
■販売期間=2014年10月25日(土)~2014年12月6日(土)
■価格=1枚 1100円(一般券 1,200円のところ)
■取扱店舗=東急線駅売店toksおよびLAWSON+toks
・取り扱い店舗・販売期間は、やむをえず、予告無く変更する場合がございます。
概要
「存星 (ぞんせい)」とは、中国からもたらされた唐物漆器 (からものしっき) の一種です。舶来品の中でも「稀 (まれ) なるもの」として珍重された、言わば幻のような漆芸品でした。しかし、実のところ何が「存星」と呼ばれていたのかは明らかではありません。本展では中国宋・元時代の彫彩漆 (ちょうさいしつ)・填漆 (てんしつ) をはじめとする名品約60点を展示し(期間中一部展示替があります)、「存星」に焦点を当てた初の展覧会としてその実像の解明を試みます。

中国からもたらされた珍奇な品々「唐物 (からもの)」。その中でも唐物漆器「存星」は、室町時代から「稀 (まれ) なる物」として珍重され、茶人たち羨望の品でした。桃山時代の大茶人千利休 (せんのりきゅう)(1522~91) も生涯に3点ほどしか目にすることができなかったといいます。しかし、そもそも「存星」とはどのような作品なのか、またなぜ「存星」と呼ぶのか、語られる言葉はあまりに断片的でつかみ難く、その実像は必ずしも明瞭ではありません。現在では多くの場合、填漆 (てんしつ)(彫った文様に色漆を充填して平滑に研ぐ技法) や漆絵 (うるしえ) に線刻 (せんこく)・鎗金 (そうきん)(線刻した溝に金箔や金泥を埋め込む) を併用するものを称します。ところが「存星」の名を持つ伝世品にはこれに分類できないものも少なくなく、しかも種類が多彩です。唐物漆器を文様や色彩などから細かく分類した室町時代から、江戸時代を経て近代にいたるまで解釈は様々で、その間に多彩な「存星」が存在したことが想像されます。本展では、彫彩漆 (ちょうさいしつ) や填漆など、「存星」と呼ばれてきた数々の名品約60点を集め(期間中一部展示替えがあります)、定義の問題も含めて検討します。豊穣な中国漆器の世界を前にして、室町時代の将軍家に仕えた同朋衆 (どうぼうしゅう) や、桃山・江戸時代の茶人たちが何をみて、どこを鑑賞したのか。歴史の雲間に見え隠れする「稀なるもの―存星」の系譜を描きます。
イベント情報
■講演会
「宋時代の彫彩漆―謎と魅力―」 小池富雄氏 (鶴見大学教授) 10月25日[土]
「茶の湯の存星」 池田 巖氏 (漆芸作家) 11月8日[土]
「漆を彫る―技法の歴史とその実演」 松本達弥氏 (漆芸作家・漆芸文化財修復家) 11月29日[土]
各日午後2時―3時頃 (開場・受付は午後1時) 五島美術館別館講堂
当日入館者聴講無料 椅子席100名先着順 午後1時より聴講整理券を発行します(人数により入場を制限する場合があります)

■ギャラリートーク
「存星クロニクル」 10月30日[木] / 11月20日[木]
各日午後2時―3時頃 (開場・受付は午後1時30分) 五島美術館別館講堂 当日入館者聴講無料 椅子席100名先着順 担当=福島 修 (五島美術館学芸員)

■「秋の三館―美をめぐる」キャンペーン
今秋、以下の3展覧会会期中、各展覧会にいらした方は他館の入館料が割引になります。
さらに3館すべてご来館いただいた方には特典があります。
●根津美術館
特別展『名画を切り、名器を継ぐ―美術にみる愛蔵のかたち―』
9月20日[土]―11月3日[月・祝]
●三井記念美術館
特別展『東山御物の美―足利将軍家の至宝―』
10月4日[土]―11月24日[月・振替休]
●五島美術館
特別展『存星―漆芸の彩り―』
10月25日[土]―12月7日[日]
● 特典1「持っていくとお得」
上記特別展の観覧済みチケット半券を、他2館のいずれかにご持参いただき、入館受付時にご提示ください。上記特別展の入館料が割引きとなります。
当館の場合、「特別展 存星」を一般入館料1200円のところ1100円でご観覧いただけます。 ただし、半券1枚につきお1人様1展覧会のみ有効です。また、他割引との併用はできません。なお、割引の諸条件は館によって異なりますので、他館での割引については直接お問い合わせください。
● 特典2「とっておくとお得」
上記特別展のすべての観覧済みチケット半券(3枚)を集めて、各館いずれかの次回展の入館受付時にお渡しください。 次回展の入館料が無料となります(ただし、お1人様1展覧会のみ1回有効)。
当館の場合、「館蔵 茶道具取り合せ展」12月13日(土)~2015年2月15日(日)を無料でご観覧いただけます。
展示替え情報
会期中一部展示替あり
ホームページ
http://www.gotoh-museum.or.jp/exhibition/open.html
展覧会問合せ先
(展覧会のご案内)=ハローダイヤル03-5777-8600
会場住所
〒158-8510
東京都世田谷区上野毛3-9-25
交通案内
東急・大井町線「上野毛駅」下車徒歩5分
ホームページ
https://www.gotoh-museum.or.jp/
東京都世田谷区上野毛3-9-25
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