タイトル等
近代洋画にみる夢 河野保雄コレクションの全貌
[府中市美術館共同企画]
会場
福島県立美術館
会期
2014-02-08~2014-03-23
休催日
月曜、2月12日(水)
開催時間
9:30~17:00
入館は16:30まで
観覧料
一般・大学生800(640)円、高校生600(480)円、小・中学生400(320)円
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
福島県立美術館、府中市美術館
協賛・協力等
後援:福島市 助成:芸術文化振興基金助成事業 本展覧会は宝くじ収益の助成を受けています。
概要
河野保雄(1936-2013)は、有数の日本近代洋画コレクターです。
福島市に生まれ育ち、実業家として成功しますが、若くして指揮者の近衛秀麿に認められた音楽評論家でもありました。地元の画家・吉井忠などとの交流をきっかけにして、1960年代から洋画収集にのりだします。まだ目にすることが少なかった、長谷川利行、青木繁、関根正二など、個性あふれる画家たちの作品をいちはやく評価しました。
コレクションを公開するために、河野が1990年から2006年まで福島市内に開いたのが私設の「百点美術館」です。美術館は作品の質の高さによって注目を集めただけでなく、コンサートやパーティー、本の出版などを通じて、地域の文化サロンとしても親しまれました。1996年に主要作品を府中市に譲渡して以降は、愛らしいガラス絵や初山滋、谷内六郎の童画などを加え、自ら「美のおもちゃ箱」と名付けた幅の広いコレクションに展開させました。
選ばれた作品のいずれもが、素朴な詩情をただよわせながら、芸術とは何か、生きるとは何かと問いかけてきます。深い人間愛に貫かれたコレクションは、震災を経た今日にあって、なお輝きを増すばかりです。
本展は、河野コレクションを引き継ぎ、まとめて収蔵・受託する、府中市美術館と福島県立美術館が共同で企画しました。昨年10月に77歳で急逝した河野が、生涯にわたって収集した400点あまりの作品を一堂に集め、コレクションの全貌に迫ります。
イベント情報
◎湯浅譲二作品による合唱コンサート
曲目:混声合唱曲「おやすみなさい」(長田弘・詩)~河野保雄に捧げる~など
指揮:西川竜太氏 合唱:混声合唱団「空」、女声合唱団「暁」 ※湯浅氏によるトークあり
3月2日(日) 14:00~ 会場:エントランスホール 入場無料

☆ゲスト・トーク
展覧会会場で作品を見ながらお話しいただきます。観覧券をご購入の上、企画展示室入口にお集まりください。
◎2月22日(土) 14:00~
講師:小泉晋弥氏 (茨城大学教授)「作品を『持つ』喜び―コレクションと美術館」
◎3月8日(土) 14:00~
講師:志賀秀孝氏 (府中市美術館学芸係長)「河野コレクションと青木繁、明治初期洋画」

☆ ギャラリー・トーク
観覧券をご購入の上、企画展示室入口にお集まりください。
◎2月8日(土) 14:00~ 早川博明 (当館館長)「小品の美学~河野保雄コレクション」
◎2月15日(土) 14:00~ 増渕鏡子 (当館学芸員)「『美のおもちゃ箱』と最後のコレクション」
◎3月15日(土) 14:00~堀宜雄 (当館学芸員)「百点美術館と河野さん」

☆関連ワークショップ
◎実技講座「ガラス絵の魅力」一般対象 12名程度
講師:児玉房子氏 (ガラス絵作家)
日時:2月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日) 4回連続
土曜 13:30~16:30、日曜 10:00~15:30 受講料:2000円程度 要申込

◎わんぱくミュージアム「ひと・ヒト・hito!!~ひとのすがたを木で表現しよう」小学生対象 15名程度
講師:國島敏 (当館学芸員)
日時:3月15日(土) 10:00~15:00 受講料:500円程度 要申込
ホームページ
http://www.art-museum.fks.ed.jp/exhibition/yume.html
会場住所
〒960-8003
福島県福島市森合字西養山1
交通案内
●電車で―――JR福島駅東口より福島交通 飯坂線「美術館図書館前駅」下車 徒歩2分
●バスで―――JR福島駅東口より福島交通バス9番乗場から市内循環ももりん2コース「県立美術館入口」下車 徒歩3分
●タクシーで―JR福島駅東口、西口より約5分
●車で――――東北自動車道で福島飯坂I.C.より約15分、福島西I.C.より約20分
ホームページ
https://art-museum.fcs.ed.jp
福島県福島市森合字西養山1
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索