タイトル等
市中山居の茶
―感じる、おもてなしの文化―
会場
本間美術館
美術展覧会場
会期
2014-05-29~2014-07-01
概要
酒田の茶道の機軸となる玉川遠州流は、大森漸斎を流祖とし、文政二年(1819)秋田大館浄応寺の釈無等によって酒田大信寺の耕月に伝えられています。本間家歴代当主も玉川遠州流に親しみ、特に六代光美・八代光弥が中心となった明治末から昭和初は、清遠閣の茶室「六明廬」における茶会が隆盛を極めました。緑豊かな庭園内での茶会は、室町時代後期に流行した「市中ノ山居」としての茶席を彷彿とさせる、離俗的であたかも山中にいるような心身のゆとりを与えてくれるものであったでしょう。
本間家伝来の茶道具は、財政支援の御礼として庄内藩主酒井家や米沢藩主上杉家などより拝領した道具や、明治から昭和にかけて、当時酒田の迎賓館であった清遠閣にて客人をもてなすために用意されたものです。それらの道具は、華飾をそぎ落とし自然で簡素なものに見えつつも、深い思想と細かな計算、工夫と技術を内に秘めているように感じられます。
茶の湯はもてなしの美であり、その場、その時限りの芸術をつくりだします。もてなす側、もてなされる側の心に思いをめぐらせながらご鑑賞ください。
イベント情報
ワークショップ「本間焼 絵付け体験」
日時:5月25日(日) 午後10時~/午後2時~
場所:本間美術館 池之端休憩室
定員:午前・午後とも16名(予約制)
体験料:900円(友の会会員は700円)

清遠閣茶会 ―市中山居の茶―
日時:6月22日(日) 大日本茶道学会酒田支部
日時:6月29日(日) 表千家同門会庄内地区
場所:本間美術館・清遠閣一階 / 受付:午前9時~午後2時30分
茶席券:一般 1,000円(入館料込み) 大学生以下 300円(入館料別)
※22日の参加者には、29日の茶席券を300円(入館料込み)で販売します。
会場住所
〒998-0024
山形県酒田市御成町7-7
交通案内
羽越本線酒田駅下車、徒歩5分
庄内空港から庄内交通バス酒田駅行き(40分) 終点庄交バスターミナル下車 徒歩1分
ホームページ
https://www.homma-museum.or.jp
山形県酒田市御成町7-7
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