2002年FIFAワールドカップ開催を記念し、共同開催国である韓国と日本の文化交流を深める写真展を開催します。
韓国では1980年代から90年代にかけて海外留学していた韓国の作家たちが帰国して、新しい世代が台頭しました。社会状況、家族、身体、風景などをとおして、韓国のアイデンティティを捉え直そうとする作家が注目され、空前の活況を呈しています。
この展覧会では、21世紀の韓国写真界を切り開いた定評ある作家、さらに将来を担う若い世代の作家9名を紹介します。日本で韓国の現代写真に焦点を合わせた大規模な展覧会をおこなうのは、これが初めてです。
韓国写真界の現状を知るうえでも、また、写真を通じて韓国と日本の両国の理解を深めるうえでも大変貴重な展覧会です。