タイトル等
日本画家が描いた西洋風景展
―滞欧作を中心として―
会場
笠岡市立竹喬美術館
会期
2013-12-14~2014-01-26
休催日
毎週月曜日
(祝日にあたる12月23日と1月13日は開館、翌日休館)
年末年始にあたる12月29日~1月3日
開催時間
9:30~17:00
入館は16:30まで
観覧料
一般800円(650)円
高校生500(350)円
市外小中学生300(150)円
( )内は団体20名以上
笠岡市内の小中学生及び笠岡市内の65歳以上は入館無料。それぞれ、笠岡っ子無料パス、お住まいと年齢のわかるものを提示してください。
前売は一般個人のみ700円
協賛・協力等
助成=財団法人自治総合センター
概要
このたび笠岡市立竹喬美術館では、明治以後に欧州に渡った日本画家が西洋の風景や風俗を描いた作品を一堂に会する展覧会を開催します。
近代の日本画家は、古来よりの日本絵画の歩みを基礎に置き、明治初期からの本格的な西洋絵画の流入を受け、その絵画理論と技法を日本画の伝統の中に摂取してきました。この動きが最も活発になるのが大正時代であり、その中で国画創作協会や再興院展の画家が急進的な展開を遂げます。そして、両団体の画家はいずれも大正10(1921)年以降の渡欧経験をへて、それまでの西洋絵画に対する憧れから脱し、日本や中国の古典絵画を見直すようになります。これらのいわば第一世代は、「西洋絵画の研究」という課題を持って欧州にわたり、その芸術に没入するだけでなく、風土や風俗を描くことによって却って東洋への回帰を示しました。
これに対して、第二次世界大戦後に欧州に渡った堂本印象などは、西洋絵画についての囚われはすでになく、戦後に標榜された日本画第二芸術論も作用して純粋に西洋の風物景観を描きたいという欲求を持っていました。彼らの中には、世界の美術が目まぐるしく変化するさまを改めて実感し、抽象的な日本画を展開する画家も登場します。
今回の展覧会では、これら二つの視点のもと、二部構成により日本画家が描いた西洋の風景を滞欧作を中心に紹介します。このたびの展示作品が、画家の個性を越えて、日本と西洋の美意識が交錯するさまを如実に示すことになれば幸いです。
イベント情報
◎講演会「国画創作協会と西洋絵画 ―渡欧の成果を巡って―」 講師:上薗四郎 (竹喬美術館長)
12月22日(日) 13:30~15:00 笠岡市立竹喬美術館視聴覚室にて
聴講無料(ただし入館料が必要) 要申込(tel.0865-63-3967)

◎ギャラリートーク
2013年12月14日(土)、2014年1月4日(土) いずれも13:30~14:30 聴講無料(ただし入館料が必要)

◎講座
いずれも13:30~15:00 笠岡市立竹喬美術館視聴覚室にて
聴講無料(ただし入館料が必要) 要申込(tel.0865-63-3967)
①素材が語る絵画 講師:浅野均氏 (日本画家) 1月11日(土)
②西洋絵画の受容 ―エドワード・マネを中心として― 講師:池田清明氏 (洋画家) 1月18日(土)
展示替え情報
※1月7日[火]より一部展示替え
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/30/seiyo.html
会場住所
〒714-0087
岡山県笠岡市六番町1-17
交通案内
山陽自動車道 笠岡I.C.から 15分

JR山陽本線 笠岡駅から
・タクシー 5分

・徒歩 25分

・笠岡駅前4番のりば
神島(こうのしま)循環 / 乗時(のりとき)行き / 美の浜(みのはま)行き
「市民会館・竹喬美術館前」下車すぐ
所用5分・150円
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
岡山県笠岡市六番町1-17
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