タイトル等
能勢伊勢雄写真展
~The portograph as seen from Goethe morphology.~
~MORPHOLOGY・遊図・PORTOGRAPHの世界~
会場
奈義町現代美術館ギャラリー
会期
2013-11-16~2013-12-15
休催日
月曜日、祝日の翌日(11月24日[日]は開館)
開催時間
午前9時30分~午後5時
入場は午後4時30分まで
観覧料
一般・大学生200円
(高校生以下・75歳以上は無料)
※常設展と一緒にお求めの場合は通常入館料700円でご覧いただけます。
主催者
奈義町現代美術館
協賛・協力等
美作国建国1300年記念事業
概要
能勢伊勢雄(1947-)は、写真家、前衛映像作家、ドキュメンタリー映画監督、音楽・美術批評、書籍編集、音楽CDプロデュース等、脱領域的で多岐に亘る活動において日本を代表するマルチ・アーティストの一人です。その多彩な才能の根底をなすのが写真表現です。1950年代後半から物や人物といった「物体」を捉えた写真を数多く制作して来ました。
それらの写真は、殆ど意識することなく見過されそうな日常的な空間や場面ですが、意識的に視線を投げかけていくことで、「本質的に意味がある」ものとして見る人に哲学的な問いかけ、語りかけをしているかのように迫ってくるようになります。作品は、用水を流れる川底のヘドロやその川の流れに光が反射し輝いている様や、野の植物をフォーカスした写真『MORPHOLOGY』。身近な人を撮影した人物写真『PORTOGRAPH』等々のシリーズ写真それらはいずれも、対象となる物事の本質を捉え直し、そのものが本来持っている「一般的なイメージ」にゲーテ形態学の新たな光を投射させ解釈した「物体」が写し撮られているのです。
その新たな光とは、能勢がよく語る「文明開化によりもたらされた写真機という近代的な道具を用いて、それ以前の世界認識から作品を創りだすことで、モダニズムの超克は可能になってくる。」という視線のことであり、「現代」が忘れ去ろうとしているゲーテ的な認識を写真を通して復権しようとすることを意味しています。
近作の写真作品からは、能勢の洞察力、観察力、探究心等といった芸術家の能力を掌る資質が内包されており、その活動、哲学、思想を読み解いていく上でのいくつものカギが隠されています。
映画、音楽、思想、比較文化、美術、写真、デザイン、建築、イベント企画、書籍編集等、無類の多岐に亘る活動を展開させていくスペクタクルな「能勢ワールド」を支える写真群を見ることで、私たちのまわりに潜んでいる「色彩・形・影」の要素からゲーテ形態学への入口に立ち、新たな「NOSE ISEO」を知るヒントが見つかることと思います。
イベント情報
ARTIST×CAFE Vol.44
粟野由美 [東京造形大学教授・形の文化会副会長・日本色彩学会]+能勢伊勢雄
対話による『エーテル空間の作用』
11月16日[土] 午後2時30分~ 奈義町現代美術館喫茶室
チケット制300円(飲み物付/入館料は別途必要)

【音楽イベント】
すべて開演:14:00~ 場所:奈義町現代美術館 展示室 「月」
11月17日(日) Rrose Selavy/Celine Gu.田中恵一+詩人:岩本文秀,and more
11月24日(日) n-style, I mageNos,kyarioka 12月1日(日) Rrose Selavy/Celine
12月8日(日) Test Pattern Trill,七曲竜 12月14日(土) DJ.Zen (artribe.えん)

■学芸員によるギャラリー・トーク(期間中随時)
ご希望の方に学芸員が作品解説をいたします。 ※学芸員不在の場合もございますのでご了承ください。
会場住所
〒708-1323
岡山県勝田郡奈義町豊沢441
交通案内
① JR津山線 (所要時間:岡山より約1時間40分)
JR岡山駅 ―(津山線)― 津山駅 ―(中鉄バス、タクシー)― 美術館

② 智頭急行/智頭線 (所要時間:新大阪より約2時間40分)
JR新大阪駅 ―(特急スーパーはくと)― 智頭駅 ―(タクシー)― 美術館

③ 航空機 (所要時間:岡山空港より約1時間40分)
岡山空港 ―(リムジンバス)― 津山駅前 ―(中鉄バス、タクシー)― 美術館

⑤ ハイウェイバス (所要時間:大阪より約2時間50分)
大阪駅発、新大阪駅経由 ―(中国縦貫自動車道ハイウェイバス)― 美作インター停留所 ―(豊沢交通、タクシー)― 美術館
ホームページ
https://www.town.nagi.okayama.jp/moca/
岡山県勝田郡奈義町豊沢441
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