1972年から少女マンガ誌『週刊マーガレット』(集英社)に連載された『ベルサイユのばら』は、悲劇の王妃マリー・アントワネットや男装の麗人オスカルの数奇な運命を、史実に沿いながらも華麗に描き上げ、熱狂的な「ベルばら」ブームを巻き起こしました。
連載終了後も、1974年宝塚歌劇での上演開始に続き、1979年にはテレビアニメの放送が始まります。そして2005年からは朝日新聞「be」にて池田理代子さん本人によるパロディ4コママンガ「ベルばらKids」が連載され、今なお世代を超えて多くの人々を魅了してやみません。
本展では連載40周年を記念して、コミック、舞台、映像、そして現在へとつながる「ベルばら」の全貌をご紹介いたします。貴重なコミック原画や、初公開となるアニメのセル画や設定資料など約300点を展覧。さらに会場では宝塚歌劇の華やかなステージを再現し、愛と革命が織りなす本作品の魅力に迫ります。あなたの思い出の「ベルばら」にきっと出会えることでしょう。