今年開館40周年を迎えるベルナール・ビュフェ美術館は、自然に囲まれた森の中にあります。
たくさんの木々や花々が、季節によって異なる表情をみせ、訪れる人たちを楽しませてくれています。
何十年とこの地に根を下ろしている木々は、1973年の創設から、美術館の歴史を見守りながら自らも成長を続けてきました。
クスノキ、コブシ、ケヤキ、ツバキ、ゲッケイジュ、カツラ、タケ、アスナロ、イチョウ、サクラ……。
周辺を散策すると、すぐに10種類以上の木と出会うことができます。
1999年、美術館内に併設されたビュフェこども美術館は、この夏、よりご家族でお楽しみいただけるよう生まれ変わりました。
これを機に、木々に耳を傾け、身近にある自然に目を向けることの大切さをテーマに、「木のものがたり」と題した展覧会を開催いたします。
絵本作家・荒井良二といせひでこの絵本原画や絵画作品、造形作家・杉山明博の体験型彫刻を見て触れて、
また、会場に設けた「木の絵本図書館」で、たくさんの木と出会って想像することを楽しみ、木の強さとぬくもりを体感してください。