タイトル等
元永定正展
会場
西宮市大谷記念美術館
会期
2002-04-28~2002-06-09
休催日
水曜日
観覧料
一 般 800(600)円
高大生 600(400)円
小中生 400(200)円
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
主催者
西宮市大谷記念美術館・毎日新聞社
概要
1922(大正11)年、三重県上野市に生まれた元永定正は、独学で漫画を描くかたわら、日展系の画家濱邊萬吉に師事して洋画を学びました。1952(昭和57)年には神戸に移り、西宮市民美術教室に通いながら、西宮市展や芦屋市展に出品を重ね、1955(昭和30)年に具体美術協会に参加します。この時期の元永の作品は、初期の具象表現から《作品》(1956年、三重県立美術館蔵)のような抽象表現へと向い、さらには《作品》(1962年、兵庫県立美術館蔵、旧山村コレクション)などに見られるアンフォルメル的作風へと展開していきます。
1966(昭和41)年、ジャパンソサエティの招聘により渡米。ニューヨークでの制作活動のなかで、元永は再びかたちへの意志を明確にします。エアブラシを用いて輪郭を浮き立たせた《作品 N.Y. No.1》(1967年、兵庫県立美術館蔵)は、その転換点とも言える作品であり、ひとつひとつのかたちが独立した要素となることで、元永の作品世界は飛躍的な広がりを見せ始めました。絵画だけでなく、素描、版画、陶製オブジェ、イス、タピストリー、絵本など、さまざまなメディアで作品が制作され、またカーペインティングなどのパフォーマンスや公共施設への陶製壁画の設置を行うなど、その活動はきわめて多岐にわたります。元永のこうした活動は内外から高く評価され、1983(昭和58)年には第15回日本芸術大賞を受賞、1988(昭和63)年にはフランス政府から芸術文芸シュバリエ章、1991(平成3)年には紫綬褒章を授与されています。
本展では、新作の絵画作品15点と、展示室全体を使用した「らくがき」のインスタレーションを中心に、過去の代表的な作品10余点をあわせて展示します。それにより、日本を代表する現代美術作家として旺盛な制作活動を展開し続けている元永定正の「現在」を紹介します。
ホームページ
http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
展覧会問合せ先
電話0798-33-0164 / fax 0798-33-1699
会場住所
〒662-0952
兵庫県西宮市中浜町4-38
交通案内
■ 公共交通機関で
●阪神沿線より (大阪方面より)
「西宮」で普通電車に乗り換え、次の駅「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●阪神沿線より (神戸方面から)
「御影」もしくは「芦屋」まで特急に乗車、普通電車に乗り換え「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●JR沿線より
「さくら夙川」下車。
国道2号線を西へ向かい、夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩15分。

●阪急沿線より
特急に乗車、「夙川」下車。
夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩18分。

■ お車で
美術館と国道43号線の間に専用駐車場(15台)がありますが、駐車まで長時間お待ちいただく場合もあります。
また近隣道路は駐車禁止です。
なるべく公共交通機関をご利用ください。

●大阪・京都方面から
阪神高速3号神戸線 武庫川出口 / 名神高速道路 西宮出口で神戸方面に向い、そのまま国道43号線を神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。

●神戸方面から
阪神高速3号神戸線 西宮出口を出て、そのまま国道43号線「戎前」交差点をUターンし神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。
ホームページ
http://otanimuseum.jp/home/index.html
兵庫県西宮市中浜町4-38
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