タイトル等
第4期 コレクション展
名品セレクションⅢ
郷土の作家
ルオーとの出会い
瑛九の冒険
イタリア彫刻 ネオ・ルネッサンス
会場
宮崎県立美術館
展示室1 名品セレクションⅢ
展示室2 ルオーとの出会い 郷土の作家
瑛九展示室 瑛九の冒険
企画展示室 イタリア彫刻 ネオ・ルネッサンス
会期
2014-01-05~2014-04-13
観覧料
観覧無料
概要
当館の収蔵作品を紹介するコレクション展。郷土作家はもちろん、海外の著名な作家の作品も多数紹介しており、県外から来られたお客様にも大好評をいただいています。コレクション展は年に4回、多彩なテーマを設けて開催します。

名品セレクションⅢ
宮崎県立美術館では、「郷土出身作家及び本県にゆかりのある作品」、「わが国の美術の流れを展望するにふさわしい作品」、「海外のすぐれた作品」の3つを、作品収集の柱としています。展示室1では、この中から国内、海外の名品、そして当館が誇るシュルレアリスムコレクションの名品を選りすぐって紹介しています。
今回は、単純な形態と深い色彩により詩的な絵画世界を表現したクレー、身近なものをありえない組み合わせで描き不可思議な世界を表現したマグリットの名品及び様々な手法・表現で描かれたシュルレアリストたちの作品を紹介します。
また、精神性の強い伝統的な日本画と写生画を融合させた川合玉堂、日本における洋画の定着に大きな貢献を果たした和田英作など、わが国の美術史を彩る作家たちの作品をご覧いただきます。

郷土の作家
宮崎の美術をひもとくと、江戸時代には薩摩藩都城領の中原南渓、飫肥藩の横山惟義、高鍋藩の安田李仲、延岡藩の岡部南圃などの絵師の名前が出てきます。
明治時代には、山内多門、益田玉城などが日本画の新しい表現を試み、優れた作品を発表しました。
洋画では、大正から昭和にかけてアメリカに学んだ伊達孝太郎、フォーヴィスム風の作品を手がけた塩月桃甫、フランスで学んだ山田新一、わが国の前衛作家を代表するひとりともなった瑛九などが活躍しました。
この展示室2では、これら本県出身の作家や本県ゆかりの作家による作品を紹介します。

ルオーとの出会い
厚く塗られた色彩と太く描かれた黒い輪郭線の画風で知られるジョルジュ・ルオーの作品は、多くの人を魅了しています。今回の展示は、当館が収蔵しているルオーの作品から、その魅力を紹介するものです。
「色彩の開放」と「美しい材質感」を生涯追求してきたルオーは、「ステンドグラスの輝き」を油彩で表現することを試みます。厚く塗られた色彩からは、光り輝く美しい表現を追求するルオーの強い想いが伝わってくるようです。その魅力をご堪能ください。

瑛九の冒険
瑛九(本名:杉田秀夫)は、生涯を通じて常に新しい表現を求め、写真や版画、油彩など様々な技法に取り組み、多くの作品を残しました。また、その作風も初期から晩年に至るまで、印象派やシュルレアリスム風、抽象的な作品や点描など、多彩かつ複雑に変化しました。
多くの美術上の実験を試みた瑛九が、常に意識し続け、晩年、最後に挑戦を試みたのは油彩でした。長い間低迷した自己から脱出する糸口として、「点描」の表現をつかんだ瑛九は、迷うことなく独自の油彩の世界へと没入しました。カンヴァス全体をうめつくす無数の点によって、自分の内なる世界を表現しようとしたのです。
今回の展示では、瑛九が冒険の果てにたどり着いた点描の作品を中心に展示し、瑛九が希求した芸術のひとつの到達点を紹介します。

イタリア彫刻 ネオ・ルネッサンス
●会場:2階企画展示室
●会期:平成26年1月5日(日)~1月26日(日)
長い歴史と伝統を持つイタリア彫刻界は、現代においても数多くの英才を擁しています。特に19世紀以降イタリア現代彫刻は、“第2のルネッサンス”といわれ、世界の注目をあびました。
ロッソを出発点として、イタリア現代彫刻の始祖はマルティーニ、マリーニ、マンズーら「3 M」と称される3人の作家たちといわれています。続いて、ファッツィーニやクロチェッティら新しい具象へと向かう作家たちが登場し、大胆なデフォルメや荒い表面など、新鮮な表現方法で世界の具象彫刻に大きな影響を及ぼしました。
今回は、近現代以降のイタリア彫刻を、作家の素描とともに展示、紹介します。
ホームページ
http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/box/collection.html
会場住所
〒880-0031
宮崎県宮崎市船塚3-210 (県総合文化公園内)
交通案内
●JR 宮崎駅から
・「西1番のりば」発の宮崎交通バス4分、「山形屋前」で下車し、「宮交橘通支店前」(交番近く)で「文化公園」「古賀総合病院」、国富・綾方面行等に乗換え9分、「文化公園」または「文化公園前」下車すぐ
・「西2番のりば」発の宮崎交通バス(「古賀総合病院」「綾」「酒泉の杜」行) 14分、「文化公園前」下車すぐ
・タクシーで約15分

●JR 宮崎神宮駅から
・タクシーで約5分、徒歩で約20分

●宮崎空港から
・「1番のりば」発の宮崎交通バス12分、「宮交シティ」で下車し、「3番のりば」で「古賀総合病院」、国富・綾方面行等に乗換え20分、「文化公園前」下車すぐ
・「JR宮崎空港駅」発の列車10分程度、「宮崎」で下車JR宮崎駅からの案内と同様
・タクシーで約30分

●高速道路から
・宮崎西ICから 車で約15分、宮崎ICから 約20分
ホームページ
https://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/
宮崎県宮崎市船塚3-210 (県総合文化公園内)
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