芦屋の歴史を昭和の時代に至るまでご紹介します。考古学の発掘成果からは、国史跡に指定されている会下山遺跡の出土品や近年、寺田遺跡より出土した黄釉鉄絵盤をご紹介します。
とくに中国、宋との交易を知る上で重要な黄釉鉄絵盤については、平安時代という芦屋の歴史を知る上で手がかりの少なかった時代をうかがうことのできる貴重な資料です。他にも度々、和歌に詠まれた中世の歴史、高級住宅地として発達したモダニズム文化が栄えた近代の歴史をとくに、交易や物流の面から紐解きます。海と山に挟まれた芦屋ならではの歴史にご注目ください。
古くから愛されてきた風光明媚な土地柄、平成24年の4月1日に文化財として指定された芦屋川の文化的景観が育んだ芦屋の歴史に触れていただければ幸いです。