タイトル等
特別展
森と湖の国
フィンランド・デザイン
会場
大阪市立東洋陶磁美術館
会期
2013-04-20~2013-07-28
休催日
月曜日(4月29日、5月6日、7月15日は開館)、5月7日(火)、7月16日(火)
開催時間
午前9時30分~午後5時
入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般1,000円(800円)、高大生600円(500円)
( )内は20人以上の団体料金*ツルのマーク付健康手帳、大阪市敬老優待乗車証、障がい者手帳(介護者1名を含む)などをお持ちの方、中学生以下は無料
主催者
大阪市立東洋陶磁美術館、朝日新聞社
協賛・協力等
■特別協賛:iittala SCANDEX FINNAIR ■協賛:野崎印刷紙業■後援:フィンランド大使館、フィンランドセンター■特別協力:フィンランド国立ガラス美術館
概要
北欧のシンプル・デザイン
フィンランドは、長くスウェーデンとロシアの支配下にあり、フィンランドで独自のデザインが誕生したのはロシア帝国からの独立を果たした1917年以降になります。独立後の数十年間にインテリア・デザイナーによってその原型が作られ、第二次世界大戦後の復興期に「黄金時代」といわれる奇跡的な発展を遂げました。そこに見られるのは、豊かな自然と独自の文化からとった文様を、様々な素材に応用したことでした。フィンランドの美しい自然と風土は、デザイナーにとって創作の糧となり作品の色や形に溶け込み、また彼らの民族叙事詩である『カレワラ』からは浪漫主義が加えられたのです。
彼らのデザインは、陶磁器やガラスなどの一部門にとどまらず生活全般にわたり、“timeless design product (時代を超えた製品)”という考えから、生活用品にも洗練されたデザインを求めました。それは、冬の厳しい寒さと短い日照時間のため、室内で過ごす時間が多いフィンランドの人々にとって、日常の生活空間が重要であり、そこに求めたものは物質的なものではなく精神的な豊かさだったからです。“フィンランド・デザインの良心”と謳われたカイ・フランク(Kaj Franck、1911-1989)は、初めは家具と染織のデザインを手がけていましたが、後に陶磁器のアラビア社のアート・ディレクターとしてテーブル・ウェアの改革をおこし、イッタラ社でガラスも手掛けました。こうしたデザインの全体性は、フィンランド・デザインの特徴となっています。他にも建築だけでなく、ライフスタイルもデザインしたアイノ&アルヴァル・アールト夫妻(Aino & Alvar Aalto、1894-1949、1898-1976)などの優れたデザイナーを多く輩出し、特に1950年代から国際的な評価を得て、現在に至ります。
本展は、このようなフィンランド・デザインの魅力を、18世紀後半から現代に至るガラスと陶磁器約150件を中心にご紹介いたします。
森と湖の国のデザインが繰り広げる世界をお楽しみください。
イベント情報
記念講演会「フィンランドのガラス工芸について」
■講師:カイザ・コイヴィスト氏(フィンランド国立ガラス美術館主席学芸員)
■日時:2013年4月20日(土) ■場所:当館地下講堂 ■定員:70名(事前申込制)
*往復葉書に住所・氏名・電話番号を明記の上、当館「記念講演会」係まで郵送ください。葉書1枚につき1名様有効。応募者多数の場合は抽選となります。
*申込締切2013年4月5日(金)必着
*参加無料(展覧会には別途観覧料が必要)
*お申込みの際にご提供いただく住所・氏名など個人情報は厳重に管理し、本事業の実施ならびに事務連絡以外には使用致しません。
会場住所
〒530-0005
大阪府大阪市北区中之島1-1-26
交通案内
・京阪 中之島線「なにわ橋駅」 1号出口すぐ

・地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」 1号出口、
地下鉄堺筋線・京阪本線「北浜駅」 26号出口
各駅から約400m 大阪市中央公会堂東側
ホームページ
http://www.moco.or.jp/
会場問合せ先
TEL.06-6223-0055
大阪府大阪市北区中之島1-1-26
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