近代美術の名品として、ルノワール「麦わら帽子を被った女」、ドガ「マネとマネ夫人像」など西洋近代美術、日本の近代絵画として中村研一、梅原龍三郎などの裸婦像を特集します。
また、北九州市出身の造形作家・白川昌生の1990年代の作品をまとめて展示します。1970年代から1980年代初めにかけての10年間ドイツで美術を修行した白川の作品は、ドイツのアーティストであるヨゼフ・ボイスの影響を受けたコンセプチュアルな傾向を示します。文字を書き込み、フェルトやステンレスなどを絵画に取り付けたレリーフやコラージュなどの作品5点を展示します。
この他、現代美術コーナーでは2001年度の新収蔵品を中心に榎倉康ニ、黒崎彰、中ザワヒデキ、林田直子、藤浩志などを、東洋コーナーでは日本画を特集し東山魁夷、稗田一穂、堅山南風などを、郷土コーナーでは市民ギャラリーや北九州芸術祭で発表された地元作家の作品で近年収蔵品となったものを特集します。