1万年をさかのぼる歴史が知られる、加茂という地域については、各時代の遺跡が今も現地に残されています。そこでは長年にわたって発掘などの調査が行われてきたことで、確かにこの地域に暮らしていた、古代の人々の営みを知ることができるようになってきました。
また、そのような契機となった遺跡の発見や調査にあたり、研究者をはじめとする多くの市民が果たした役割も見のがすことはできません。
本展では3市町についてのこれまでの考古学研究の成果と共に、伝えられてきた文化遺産や歴史と地域、関連する市民活動を紹介します。展示を通じ、今後、私たちがこれらとどのように関わり合っていくのか考える機会になれば幸いです。