生野祥雲斎(しょうのしょううんさい)は、竹芸の分野で初めて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された、大分を代表する工芸家です。
祥雲斎は、1923(大正12)年、19歳の時、竹の名手と言われた佐藤竹邑斎のもとで、竹芸の道を歩み始めました。 1927(昭和2)年には、居を大分市白木に移し、1974(昭和49)年に69歳で没するまで、この地に留まり、表現の可能性を探り、竹芸の美を追求し続けました。
今回の展示では、祥雲斎が大分の地で、伝統を踏まえながら、新たに切り開いた「かたち」を中心に紹介します。