タイトル等
秋の特別展
本の美
~装幀と挿絵~
会場
調布市武者小路実篤記念館
会期
2012-10-27~2012-12-02
概要
日頃、何気なく手にとって読んでいる本の装幀や挿絵は、本の形や材質、デザイン、制作者の視点や思いなどが凝縮されたひとつの作品となっています。
武者小路実篤の著作や『白樺』をはじめ彼が関わった雑誌の装幀と挿絵は、若い頃から親交の深かった岸田劉生、梅原龍三郎、河野通勢、中川一政ら、日本の近代美術を代表する画家が手がけています。
大正6年から昭和初期にかけて、武者小路作品の装幀・挿絵の多くは岸田劉生が担い、それらは、彼の装飾を追求し自身の制作を反映した作品となっています。反面、文学作品によりそいながら、作品理解と想像力で独自の世界を確立した河野通勢や中川一政もいます。また、40歳頃から画を描きはじめた武者小路実篤は、自身の著作にも多くの装幀画を描いています。
今回は武者小路実篤の著作を飾った、それぞれの画家たちの装幀・挿絵作品の原画や下図、実際に出版された本を展示するほか、自筆原稿、装幀・挿絵にかかわる書簡資料を通して制作エピソードなどもご紹介しながら、文学と絵画が響き合う世界を探ります。
イベント情報
◎講演会
テーマ:「本の美を楽しむ」
講師:森田 一氏(うらわ美術館学芸員)
日時:12月2日(日)13:30~15:00
場所:調布市東部公民館学習室(仙川駅徒歩8分、実篤公園入口より徒歩2分)
定員:50名(応募者多数の場合抽選)
申込み:別記のとおり、11月17日(土)必着締切
参加費:無料

◎製本講座(2回連続)
製本を通して本作りの楽しみを体験する講座です。
初心者対象で、文庫本の改装と平綴じ製本の2種類を作ります。
講師:岡野暢夫氏(製本工房リーブル)
日時:11月14日、28日(水)14:00~16:00
場所:調布市東部公民館学習室
定員:20名(応募者多数の場合抽選)
申込み:別記のとおり、10月31日(水)必着締切
参加費:2,730円

◎展示解説
日時:11月23日(金・祝)13:30~14:30
解説:福島さとみ(当事業団首席学芸員)
申込み:不要。当日、直接展示室へ。(入館料のみ)

◆申込み方法
往復葉書にご希望の事業名、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記の上、実篤記念館までお送りください。1枚のハガキで2名まで応募可(ただし応募者全員の住所、氏名、年齢を記載のこと)。
展示替え情報
★期間中、一部作品の入替があります。
会場住所
〒182-0003
東京都調布市若葉町1-8-30
交通案内
<京王線>
仙川駅 または つつじヶ丘駅下車 徒歩10分

<小田急線>
成城学園前駅より 「調布駅」、または「神代団地」行バス、稲荷前下車 徒歩5分

<お車の場合>
周辺道路が狭いため、中・大型バスをご利用の場合は事前にお問い合わせください。
ホームページ
https://www.mushakoji.org
東京都調布市若葉町1-8-30
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