ヒロマート・ギャラリーでは、ハンブルクを拠点に活動するアーティスト Claudia Ahlering(クローディア・アーラリング)の新作油絵及びドローイング展「Still Alive」を開催いたします。昨年ご好評をいただきました彼女の日本初個展に続く、弊廊では2度目のClaudia Ahlering個展となります。
コンセプト:Still Alive
人生において最も強壮な瞬間は誕生と死だと思う。昔のヨーロッパ絵画様式のスティル・ライフ(静物画)がこれら一連の作品の中心となるコンセプトである。伝統とポストモダニズムの間のボーダーラインに沿って、私はまるで叙情的な物語のようにイメージを通し表現方法を探求する。私の作品では、人間の身体が生命のあるスティル・ライフの形(ポージング、ペンディング)で創造され、被写体はエイジングや死すべき運命に身を委ねながらも実に生きている。
年をとることや、美しさ、バイタリティの減少を甘受し、人生をたまらなく愛している。被写体は、世界の美、素晴らしいものに取り囲まれ、それらに具現されているのかもしれない。自然と人間の顔の特性は、アポロ的な美とバランス形態に現れている。バイタリティと甘受することとは対立するかのように見え、可視的な知覚作用により緊張関係をつくる。